慢性副鼻腔炎、つまり蓄膿症は、
日本に100万人もの患者がいると言われている患者数の多い病気です。

この蓄膿症を悪化させないために、
アルコールは控えるべきという説があります。

その理由は、一体何故でしょうか。
今回は、蓄膿症にアルコールがいけない理由を、ご説明します。

蓄膿症のおさらい

2015-10-21b

蓄膿症は、鼻の奥にある副鼻腔という空洞内に炎症が起こり、
それが慢性化する病気です。

炎症が進むと化膿して空洞に膿が溜まるため、
膿を蓄える病気、蓄膿症と呼ばれるのです。

この病気の原因は様々で、
風邪、花粉症などから急性の副鼻腔炎を起こし、
それが慢性化して蓄膿症となる人が多いようです。

もちろん、元々鼻が弱かったり、
免疫力が弱いなどの条件が重なって起こる病気のため、
必ずしも鼻炎になった人が全員蓄膿症になるわけではありません。

治療としては、軽度なら抗生物質の服用によって
炎症を抑える方法が行われますが、
重度になり、粘膜が肥大して「鼻たけ」と呼ばれる
ポリープができている場合は、外科的な手術をする場合もあります。

また、吸入薬を吸引して、
患部に薬を直接当てる治療法も最近よく用いられるようです。

なぜアルコールがいけないのか

この蓄膿症に、なぜアルコールがいけないと考えられているかと言うと
以下の理由が考えられます。

まず、アルコールの摂取により血行が急激に良くなり、
炎症を起こして腫れあがった副鼻腔の粘膜がさらに肥大するためです。

これは、蓄膿症に限ったことではなく、
耳鼻科的な病気は、大体が治るまでお酒を控えるべきと言われています。

確かに、鼻炎の時にお酒を飲むと、
急に鼻水が大量に出たり、鼻詰まりがひどくなったりしますよね。

また、お酒を飲むと
普段はいびきをかかない人がいびきをかくようになるのも、
鼻粘膜が腫れあがっている証拠です。

このように、蓄膿症にお酒は良くないとか、
お酒を飲むと悪化するなどというツイートもよく見られます。
皆さん、体感的に良くないものだと感じているようですね。


また、蓄膿症で既に通院している場合に限りますが、
蓄膿症で出される薬とアルコールの相性が悪いことも挙げられます。
そうでなくても、薬を飲んでいる時はお酒は禁物だと、よく言われますよね。

蓄膿症に良い飲み物、悪い飲み物とは

お酒は我慢するとして、
他にも蓄膿症に良くない飲み物があります。
それは、カフェインを多く含むもの。

カフェインが直接鼻の粘膜に触れるわけではないにしろ、
カフェインは胃腸から吸収されて全身に運ばれます。

そしてもちろん副鼻腔の粘膜にも運ばれ、周辺の組織に刺激を与えるのです。

そのせいで免疫力が落ち、細菌に対抗する力が衰え、
膿が溜まりやすくなると考えられます。

逆に、蓄膿症に良い飲み物は何かといえば、
ドクダミ茶やナタマメ茶が良いと言われています。

しかし、これは民間療法の一つで、
科学的根拠が正しく立証されていません。

ただ、昔から良いとされている療法なので、
試してみる価値はあるかもしれません。
少なくとも、お酒やカフェインが多い飲み物よりは、
蓄膿症に良い飲み物と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
蓄膿症にアルコールが良くない理由などを中心にご説明しました。

このように、蓄膿症を患っている間は、
アルコールを飲むのは控えた方が良さそうです。

とは言え、蓄膿症は治療するにしても長期に渡ることが多い病気で、
その間ずっと禁酒をするというのは、お酒好きならつらいことですよね。

しかし、蓄膿症は自身の不快な症状だけではなく、
口臭などの周囲への影響にも繋がる病気ですから、
多少の我慢をしてでも早めに治すべき病気だとも言えます。

ここで一時の欲に負けて蓄膿症を悪化させるよりも、
しばらくお酒を我慢しながら病院に通って、
完治してから心置きなくお酒を解禁する方が、
気持ちよく飲めるのではないでしょうか。