数年前からトランス脂肪酸が体に悪いということで注目されています。
ですが、具体的にトランス脂肪酸がどういったもので、
どんな食品に多く含まれているのかということは知られていません。

今回は、トランス脂肪酸がどういったものでどんな悪影響があるのか、
またどんな食品に含まれているのかということについてご紹介していきます。

トランス脂肪酸(植物油脂)とは?

2015-12-27b

トランス脂肪酸は植物油脂とも言われますが、
一体どういうものなのでしょうか?
そもそも脂肪酸といわれるものは、脂肪を構成する要素です。

脂肪酸には血中コレステロール値を上げてしまう飽和脂肪酸と、
血中コレステロール値を下げる不飽和脂肪酸があります。

飽和脂肪酸は、肉や乳製品に含まれていて、
一方不飽和脂肪酸は青魚やオリーブオイルなどに含まれています。

トランス脂肪酸は飽和脂肪酸に分類されます。
基本的にトランス脂肪酸は、
肉類や乳製品に含まれる天然のトランス脂肪酸と
油脂の加工において出来るトランス脂肪酸があります。

油脂の加工と言われてもあまりピンと来ないかもしれませんが、
油脂の加工で出来るのがショートニングやマーガリンです。
つまり液体の油を固体に加工するとトランス脂肪酸が出来てしまうのです。

トランス脂肪酸はどうして悪い?

トランス脂肪酸は、数年前から「体に悪い」ということで
取り上げられる機会が多かったですが、どうして悪いとされているのでしょうか?

まずは先述の通り、トランス脂肪酸は
血中コレステロールをあげる飽和脂肪酸に含まれるので、
トランス脂肪酸の摂りすぎは血中コレステロール値を上げてしまいます。

血液中の善玉コレステロールを減らして、
悪玉コレステロールを増やしてしまうために、
心臓の病気などを引き起こす可能性が高まります。

また、トランス脂肪酸は体の酸化を促進させるとも言われています。
酸化を促進させるということは、
体の中で活性酸素がたくさんできてしまうということ。

活性酸素が過剰になってしまうと、
体の老化だけではなくがんや動脈硬化といった病気を
引き起こす原因にもなってしまうために体に悪いものだと言われているのです。

アメリカでは、トランス脂肪酸が規制されており
トランス脂肪酸を使うと犯罪者になってしまうほどなのです。
もちろんアメリカに留まらず、
ヨーロッパなどでもトランス脂肪酸の規制が行われるほど、
トランス脂肪酸は体に悪影響なものなのです。

市販のチョコレートにはトランス脂肪酸がたっぷり!

冬になると食べたくなるチョコレート
コンビニ、スーパーなど様々なチョコレートを食べることが出来ますが、
実はチョコレートには注意が必要なのです。

というのも、本来のチョコレートというのは
カカオバターという高価なものを使用しますが、
一般的に安価で売られているチョコレートには
高価なカカオバターは使用されておらず、
植物油脂つまりトランス脂肪酸が使われているのです。

植物油脂と聞くとあまり抵抗がないかもしれませんが、
植物油脂はトランス脂肪酸のこと。
つまり、市販のチョコレートには
トランス脂肪酸がたっぷりと含まれているのです。

もちろん、過剰に食べ過ぎなければ問題ない程度かもしれませんが、
食べ過ぎてしまえば体に悪影響を起こしかねないのです。

その他トランス脂肪酸が多く含まれているものは?

市販のチョコレートのほとんどには、
トランス脂肪酸が使われているとご紹介しましたが、
それ以外にも私たちの生活には身近なところでトランス脂肪酸が使われています。

では、どんなものに含まれているのでしょうか?

マーガリン
「子供にマーガリンは食べさせるな!」と言われるほど、
マーガリンには多くのトランス脂肪酸が含まれています。
その含有量はマーガリンに対して10〜14%と言われています。
バターより安価で手に入りますが、確かに使い過ぎは考えものですね。

ショートニング
ショートニング自体を自宅で使うということは少ないと思いますが、
ショートニングこそ私たちの生活に身近なもの。
市販の食パンやクッキーなどのお菓子、ケーキなどには良く使われているのです。

カップ麺
カップ麺の成分表示を見ればすぐにわかると思いますが、
植物油脂が含まれます。
カップ麺は確かにおいしいかもしれませんが、
食べ過ぎるとどうしてもトランス脂肪酸の摂りすぎになってしまうので注意が必要です。

ファーストフードやファミレスの揚げ物
ファーストフードやファミレスで食べる、揚げ物。
ポテトやからあげなどがありますが、
ファーストフードやファミレスで使用される揚げ油は何度も繰り返されています。
実は油を繰り返し使うことで
どんどんとトランス脂肪酸の量が増えてしまうため、
ファーストフードやファミレスの揚げ物には
多くのトランス脂肪酸が含まれているのです。

まとめ

2015-12-27c

トランス脂肪酸は、
摂りすぎることで体に悪影響を与えてしまうものです。
マーガリンやショートニングに代表されることが多いので、
「マーガリンなんて普段使わない」という人は
安心していることもありますが、
トランス脂肪酸はマーガリンやショートニングだけではないです。

手軽に食べることが出来る市販のチョコレートをはじめ、
市販のお菓子やカップ麺、揚げ物などには
トランス脂肪酸が多く含まれているのです。

そのため、そういったものばかりを口にしていると
あっという間にトランス脂肪酸過剰になってしまうため、
市販品を購入する時には成分表示に注意してみてくださいね。

探せば必ずあります。

トランス脂肪酸0gのチョコレート。
この他にもきっと体に優しい食品はたくさんあります。
次の買い物の際はこういうところに注目してみてください。