暑い夏の最中、熱中症が進むと起こる脱水症状ですが、
この予防に梅干しが良いという話を聞いたことはありませんか?

脱水症状は、水分さえ摂っていれば良いわけではないのです。

今回は、どのご家庭にもある梅干しが脱水症状に効く理由と、
水分補給として良いもの、悪いものについてご説明します。

脱水症状予防は、水分補給だけではダメ!

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脱水症状とは、熱中症や胃腸炎による下痢などで
体内の水分が失われることで生じる症状の総称です。

この脱水症状の厄介なところは、軽いものなら本人が自覚することが難しく、
そのまま水分を補給せずに過ごしてしまい、
症状を自覚した頃には命の危険すら近付いている……ということもあるのです。

脱水症状を予防するためには、
ただ水だけを補給すれば良いというわけではありません。
水と一緒に、「ナトリウム」、つまり塩分も補給する必要があるのです。
なぜ、ナトリウムが必要なのかというと、
脱水症状が起こるときは、水分だけではなくナトリウムも不足しているからです。

人の身体から水分が出ていく経路としては下痢や嘔吐もありますが、
夏場の脱水症状は発汗が主な原因です。

汗はしょっぱいということからわかる通り、
汗には結構な量の塩分が含まれています。
それを補わずに水分ばかりを補給していると、
体内の塩分濃度はどんどん低くなり、血液や筋肉、内臓が正しく機能しなくなってしまうのです。

お水と一緒に梅干しを摂ろう

脱水症状の危険がある季節には、
症状が出る前に、たっぷりの水分と、適度な塩分を補給しておくことが大切です。

何で水分補給すれば良いかについては次項でご説明しますが、
ここで、塩分補給の強い味方として、日本古来の保存食、
「梅干し」をおすすめします。

梅干しには、塩分だけではなくクエン酸も豊富に含まれているため、
夏バテ防止にもなり、一石二鳥です。

クエン酸は、疲労回復やエネルギーの産生に欠かせない栄養素ですから、
疲れやすい夏には、特にありがたいですね。

梅干しをどんなタイミングで食べれば良いかというと、
一番のおすすめは朝食時。

朝に吸収された塩分とクエン酸が、その日の活動に役立つからです。
また、お弁当の防腐剤としてご飯に一粒入れておくのも良いですね。

もちろん、塩分の摂り過ぎになるのはいけませんので、食べ過ぎないように注意しましょう。

水分補給に良いものと悪いもの

脱水症状予防のための水分は、どんなものが適しているかご存知でしょうか。
手近にあるからと、お茶やコーヒーなどで喉を潤している人や、
夜にお酒を飲んで水分を摂った気になっている人はいませんか?

実は、お茶やコーヒーなどのカフェインを含む飲み物は、
飲んだ分よりもカフェインの利尿作用によって排出される水分量の方が多くなってしまい、
逆に脱水症状を促進してしまうのです。

当然ですが、飲むとトイレが近くなるアルコール類はもってのほか!ですから、要注意です。

ですから、脱水症状予防のために何か飲むなら、
緑茶よりも麦茶などのノンカフェイン飲料を飲みましょう。

もちろん、スポーツドリンクでも良いですが、
糖分が入っているため、飲み過ぎるとカロリーオーバーになったり、夏バテしやすくなるのでご注意を。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。

ここでは、脱水症状予防という観点から、
塩分や水分の補給についてお伝えしましたが、
既に脱水症状が起こっているという場合は、
家にあるものでやり過ごそうとせず、
ドラッグストアなどで販売している経口補水液を飲んだ方が安全です。

経口補水液は、お世辞にも美味しいとは言えない味をしていますが、
水分と塩分を、必要なバランスで一度に補給できるので便利です。

自宅で経口補水液を作る方法もありますので、
ドラッグストアに行けないときなどの、
もしもの場合は動画を見て参考にして下さい。

夏場は特に気を付けたい脱水症状。
放っておくと命の危険も生じる恐ろしいものですから、常に予防を意識するようにして下さいね。