ヒートショック現象」と言えば、ぱっと頭に浮かぶのは
温度差の激しい場所を行き来することで生じる健康リスクですよね。

でも、人間だけではなく、
あの納豆にも、ヒートショック現象が存在するのです。

それは一体どういった現象なのか、
ここで解明してみましょう。

人体におけるヒートショック現象とは

2015-10-22b

寒くなると頻発する、ヒートショック現象による心筋梗塞や脳卒中。
これは、どうして発生するのでしょうか。

この現象がなぜ起こるのかというと、
温かい室内から寒いところに出た時に、
その温度差に身体がびっくりして血圧が急上昇してしまい、
心臓や脳など、繊細な器官にダメージを与えてしまうためです。

起こりやすい場所と言えば、室外の極端に寒いところよりも、
トイレや脱衣場、お風呂場などの、家の中だと言われています。

これはなぜかと言うと、外に出るときは防寒をしっかり行って、
心の準備をしてから寒気に晒されるため、
急激な血圧上昇を防ぐことができますが、
トイレや脱衣場などは服を脱いで肌が直接寒気に当たってしまうことと
室内ということで油断しているせいもあるようです。

このヒートショック現象を防ぐためには、
家の中をくまなく暖め、気温差が出ないようにすることと、
お風呂などは事前にお湯を沸かしたり、
シャワーを出したりして浴室内を暖めておく必要があります。

納豆のヒートショック現象とは

先ほどご説明の、人体におけるヒートショック現象とは別に、
納豆の製造工程でも「ヒートショック」という言葉が使われます。

それによって起こる現象は、
心筋梗塞でも脳卒中でもなく、納豆菌の発芽。

納豆は、ゆでたて熱々の大豆に納豆菌を振りかけて、
そのまま徐々に冷まして発酵の適温を保ち、
菌の力でゆっくりと納豆にしていきます。

この、熱々の大豆に納豆菌を振りかけることが
納豆作りでは大切と言われていて、
温度が下がってからでは納豆菌がうまく発芽しないのです。

そこで、納豆菌を高温に当てて、
目を覚ましてやることでうまく発芽し、順調に発酵するようになります。

この、熱い大豆に納豆菌を当てて、
熱によるショックを与えることを、
ヒートショック」と呼んでいるのです。

人体に生じるヒートショック現象とは全く異なりますが、
温度差でショックを与えるという部分は同じです。
人も納豆菌も、温度差には強い刺激を受ける生き物だということですね。

納豆の健康・美容効果

納豆は、大豆をゆでて納豆菌をかけ、
発酵させるだけで完成する食べ物です。

でも、たったこれだけの製造工程なのに、
ただの大豆だった時に比べ、大変高い健康や美容効果をもたらすのです。

まず、大豆から納豆になるにつれて生み出される
ナットウキナーゼ」という成分。
これは、血液をサラサラにする酵素で、血栓予防のために働きます。

また、ネバネバ成分の「ムチン」は、
粘膜を保護して、喉や鼻を守り、風邪に強い身体を作ります

このムチンは、肌の保湿などにも効果を発揮するため、
美肌作りもお手伝いしてくれるのです。

また、大豆にもともと含まれる大豆イソフラボンは
女性らしい身体を作りますし、鉄やカルシウムなどの豊富なミネラルは、
健康維持に大切なものです。

このように、納豆には数々の健康・美容効果があるため、
日常的に食べることが推奨されているのです。

ですが毎日食べることが難しい場合や
においが気になったり、納豆が苦手な方も少なくないです。
サプリで手軽にナットウキナーゼを摂取できます。

血液をサラサラにするナットウキナーゼの他に
DHA・EPAなどの成分が入っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか、
納豆のヒートショック現象と、健康・美容効果についてご説明しました。

普段から身体のために
納豆を食べる習慣を心がけている人は、少なくないでしょう。

ですが、納豆ができるまでの工程まで詳しくご存知の方は、
そう多くはないと思います。

ここで、納豆メーカーさんが紹介している、
工場で納豆ができるまでを動画にしたものを載せておきます。
短時間で、大変わかりやすくまとめられているので、是非ご覧ください。

この動画でも、熱々の大豆に納豆菌をかけていましたね。
工場でも、このようにヒートショックを利用して納豆を作っているのです。

食べ慣れた納豆も、
このように生物の力で作られていることを意識しながら食べると、
味わいもひとしおになりますね。