太陽の日差しが恐ろしい季節となりました。
ヤケドさせてしまう日焼けは皮膚を傷つけてしまいますが、
みなさん、日焼け対策は万全でしょうか?
ところで一年中、旬の野菜であるわさび。
鼻にツーンときて、ときに涙を流したりしますが、寿司、刺身など、割と身近な和食で大活躍の野菜ですよね。
特にこの暑いさなか、そばや冷ややっこなど
涼しさを誘う食材のつけ合わせにすると、口の中がさわやかになります。
そんなわさびですが、日焼け防止の効果があるって本当でしょうか。
どういう食べ方がよいのでしょうか。
今回は日焼けとわさびについて見ていきたいと思います。
わさびに日焼け防止効果はありますか?
この答えは「日焼けした皮膚を保護し、肌を白くする効果が期待できます」です。
わさびの成分を調べてみると、ビタミンCは柑橘類に匹敵するほどの量を含み、
抗酸化作用のあるミネラルのセレン、血液と骨の健康のために働くビタミンKなどが豊富です。
特に豊富なビタミンCは、メラニンという黒い色素が皮膚に沈着するのを予防し、
コラーゲンの生成を助けて肌を保護する働きがあります。
つまり、わさびには日焼けした肌を保護し、美白効果が期待できるのです。
また、わさびの辛味はアリルイソチオシアネートと言い、
殺菌効果、血液をサラサラにする効果などもあります。
このように、免疫力を高め、抗酸化力を強めることで、
老化の原因とも言われている活性酸素の増加を防ぎ、生活習慣病などを予防することにもつながっていきます。
1日5gをすりおろして食べるとよい
わさびを効率よく食べるには、すりおろして食べることです。
これにより、わさび特有の辛み成分が生まれるからです。
ただ、食べ過ぎると、胃腸を痛めてしまいます。
一日5gがよいことは、テレビ東京系列「主治医が見つかる診療所」での言。
がんの予防効果が期待できる量として紹介されていました。
がん予防・デザイナーフーズピラミッド【主治医が見つかる診療所 1月18日】キャベツ・わさび レシピ・作り方 https://t.co/qBbhxMb4I9 pic.twitter.com/Jnu194gFFZ
— 美容健康.info (@beauty10905171) January 18, 2016
お醤油と混ぜたわさび醤油は定番の食べ方。
寿司、刺身、そば、お茶漬け…ちょっと添えると、彩りもキレイですね。
和風ドレッシングに混ぜる、マヨネーズに混ぜるなど、オリジナルのテイストもおいしいです。
成分から考える日焼けに効果的な食材
日焼けに効果的な食材を成分別に見てみましょう。
- ビタミンA
- 皮膚や粘膜を健康にする
- ビタミンC
- 肌を保護し、シミを予防する
- ビタミンE
- 細胞の若返りを促す
- 亜鉛
- 細胞の生まれ変わりに必要不可欠
ビタミンAは皮膚や粘膜の潤いを保つ働きがあるほか、皮膚のトラブルを予防します。
また、油と一緒に摂取すると、吸収率が上がります。
ビタミンAが多く含まれる食材には、レバー類、うなぎ、ニンジン、カボチャ、モロヘイヤなどです。
ビタミンCはコラーゲンを合成し、肌にハリを与え、シミを予防し美肌のために働きます。
また、熱に弱いため、そのまま摂取するのがベター。
ただし、ビタミンCを摂る際には注意が必要。
体の紫外線バリア機能を低下させる成分ソラレンが多く含まれている食品が多いからです。
ソラレンが含まれているのは、春菊、パセリ、セロリなどの野菜類や、
オレンジ、レモン、キウイ、アセロラなどのフルーツ類。
日差しが強い時間帯は、とくに摂取を控えるようにしましょう。
なお、ビタミンCが多く含まれる食材には、カリフラワー、キャベツ、
ジャガイモ、ホウレンソウなどの野菜類、いちご、パイナップルなどのフルーツ類です。
ビタミンEは抗酸化作用により細胞の酸化を予防します。
ビタミンAやCと一緒に摂ると、相互に作用を高めます。
ビタミンEが多く含まれる食材には、ナッツ類、植物油、うなぎ、モロヘイヤ、かぼちゃなどがあります。
亜鉛は新しい細胞を作り出す際に必要な成分です。
ビタミンCといっしょに摂ることで吸収が促進されます。
亜鉛が多く含まれる食材には、カキ、ホタテ、納豆、卵などがあります。
日焼け対策についてはこちらの記事もご参考に!
日焼け予防サプリメントはACE(エース)+亜鉛
日焼けに効果のある成分はビタミンA、C、E、亜鉛です。
ビタミンの頭文字を取ってACE(エース)+亜鉛です。
こうしたサプリメントをバランスよく取り入れるとよいでしょう。
摂取目安量を守り、健康被害に合わないように注意します。
【参考元:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」】
また、最近では、シダの一種である
中米原産のポリポディウムから作られた日焼け予防のサプリメント、ヘリオケアもあります。
肌の外側と内側からのケアが大切
日焼け予防に効果的な食材を摂り入れることも大切ですが、日頃からのスキンケアも重要。
とくに外出後は、しっかりとしたスキンケアが必要です。
肌の外側からは、日焼け止めを塗り、日傘や帽子をかぶり、UVガードで日差しをカット。
長時間の外出時は、日焼け止めを塗りなおすことも必要ですね。
そして、家に帰ってきたら、肌のほてりを鎮めるために冷たい水で顔を洗い、
保湿作用のある化粧水や乳液で肌を守ります。
肌の内側からは、皮膚の健康に働く栄養素を摂り入れ、健康的な食生活を送ること。
水分をしっかりと取り、体の内側からも補給します。
体を十分に休め、明日のパワーを温存しましょう。
まとめ
真夏の小麦色の肌はステキですが
シミやシワの原因となる紫外線による悪影響を考えると、日焼け予防はしっかりとしておいたほうがいいですね。
- わさびには日焼けした皮膚を保護し、肌を白くする効果が期待できる
- すりおろして食べると効果的
- 日焼け予防に効果的なサプリメントは、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛
日頃からできる日焼け予防は…
- スキンケア
- 日差しをカット
- 食生活の改善
- 水分補給
今回は、肌の外側だけではなく、肌の内側も予防できる日焼け予防をご提案してみました。
上手に取り入れながら、美しい肌を大切に維持していきたいですね。