飲み過ぎにより起こる二日酔い
あのつらさは思い出したくもないという人もきっといるはずです。

二日酔い対策として色々な方法が巷に出回っていますが、
今回ご説明するのは、「柿」についてです。

果物の柿と、二日酔いには意外な関係があることをご存知でしょうか。
ここでは、その関係についてお教えします。

柿が二日酔いに良い理由

1.カタラーゼが含まれているため

2015-10-25b
まず、なぜ柿が二日酔いに効くと考えられているのかというと、
一つ目は、人の肝臓にも含まれる
「カタラーゼ」という酵素が含まれているためです。

このカタラーゼ、あまり耳なじみが無い名前ですが、
アルコールをアセトアルデヒドに分解する働きを持つ酵素なのです。

アルコールは人体にとって有害な物質のため、
体内に入ると肝臓の働きによって無害なものに作り替えられますが、
その過程でできる物質がアセトアルデヒドです。

つまり、柿に含まれるカタラーゼは、
アルコールを分解する第一段階をお手伝いする働きを持つということです。

ただ、アセトアルデヒドは二日酔いの元凶なる物質のため、
アルコールからアセトアルデヒドに分解するだけでは二日酔いは防げません。

柿には、さらにこのアセトアルデヒドにも
働きかける成分が含まれているのです。
それについては、次項でご説明します。

2.タンニンが含まれているため

もう一つ、柿が二日酔いに効く理由としては、
柿に含まれるタンニンがアセトアルデヒドと結びついて、
体外への排出を促す働きがあることも挙げられます。

このタンニンですが、これはお茶や赤ワインにも含まれる渋み成分で、何を隠そう、
渋柿の渋み成分はこのタンニンによるもの。
タンニンは、渋くない甘柿にも含まれていることはあまり知られていませんが、両方に
タンニンが含まれているので、
どちらも二日酔いに良いということになります。

このタンニンは、アルコールが分解される過程で生み出されるアセトアルデヒド、つまり
二日酔いの元凶成分と結合し、
尿への排出を促すと言われています。

タンニンを摂れば良いのなら、
お茶などからも摂れそうなものですが、その含有量が
柿の場合はずば抜けて高いため、
他のもので摂るよりも効率が良いのです。

干し柿も二日酔いに効く?


参照:http://item.rakuten.co.jp/

渋み成分であるタンニンがアセトアルデヒドを排出するなら、
渋を抜いた干し柿はどうでしょうか。

実は、干し柿が渋くなくなるのは、タンニンが抜けるわけではなく
舌で感じなくなるだけでしっかりと干し柿内に残っている状態なのです。
つまり、干し柿でもタンニンを摂取するためには十分、ということになります。

また、カタラーゼは酵素ですが、
生ではなく、ドライフルーツとなった干し柿でも、
加熱処理をしていなければそのまま残っていると考えられます。

また、生の柿にせよ干し柿にせよ、
お酒を飲んだ後に食べるとタンニンが効き、
飲む直前に食べるとカタラーゼが効くので、
飲む前、飲んだ後の両方に食べると良さそうです。
もちろん、お酒を飲みながらおつまみにしても良いですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
柿に含まれる成分から二日酔いに良い理由についてご説明しました。

柿をそのままおつまみにしてお酒を飲むのは難しいかもしれませんが、
柿と大根のなますなどの料理にすれば、
おつまみとしても十分に美味しく食べられます。

作り方の動画がありましたので、参考にして下さいね。

他にも、洋風にスモークサーモンなどとマリネした柿マリネや、
生ハムメロンのメロンを生の柿に変えた生ハム柿など、
お酒に合いそうな柿レシピはたくさんあります。

柿さえ食べればどれだけ飲んでも大丈夫とまでは言えませんが、
食べないよりも遥かに効果はあるはずです。

これからどんどん美味しくなる柿を上手に活用して、
二日酔いになるリスクをなるべく回避していきたいですね。