「風邪が胃腸に来た」などと言われる胃腸風邪
実際に、それは風邪のウイルスによるものなのでしょうか。

また、胃腸風邪になった時の対処法として
水分補給は忘れてはなりません。

その場合は、お茶、水、ジュースなど、どれが良いのでしょう。

今回は、胃腸風邪の症状と、
適切な水分補給についてご説明します。

胃腸風邪の病原体は風邪の病原体とは異なる

2015-10-24b

まず、覚えておきたいのは、
咳や鼻水の症状を引き起こす風邪と、
胃腸風邪は違う病原体によって引き起こされるものだということ。

よく、「風邪菌が胃腸に感染した」と言う人がいますが、
これは風邪によって抵抗力が落ちたところに、
胃腸風邪を引き起こす病原体が入り込んでしまった状態なのです。

たまに、風邪の原因ウイルスであるアデノウイルスが腸管に感染し、
胃腸風邪の症状を引き起こしますが、
大半はノロウイルスやロタウイルス、腸炎ビブリオや
サルモネラ菌などの食中毒病原体によって起こります。

そのため、咳や鼻の症状で出された薬を飲み続けていても、
胃腸風邪には効果が無い場合も考えられるのです。

もし、下痢や嘔吐を繰り返すようになり「胃腸風邪かな?」と思ったら
感染力の強い病原体によるものの可能性もあるので、
いち早い完治に向けて、病院に行くなどの対処をしましょう。

水分補給で適切なものは?

さて、胃腸風邪になると嘔吐、下痢が続くため、
脱水症状になる恐れがあります。
そうなると、大切なのは水分補給。

水分補給として適切なのは、
やはり経口補水液やスポーツドリンク。
OS-1などの経口補水専用の飲み物も売られていますが、
飲みやすさで言えばスポーツドリンクの方が上です。

ポカリスエットやアクエリアスなどは、
コンビニでも手に入るので手軽で良いですね。

これらは、嘔吐や下痢によって失われる電解質を補ってくれるので、
電解質不足によるけいれんなどを防いでくれます。

また、日本伝統の飲み物、
緑茶も胃腸風邪に良いということをご存知でしたでしょうか。

緑茶に含まれる茶カテキンには殺菌、抗ウイルス効果があるため、
体内に居座っている胃腸風邪の病原体をやっつけてくれるのです。

特に、サルモネラ菌や腸炎ビブリオ菌などには
効果が高いと言われています。

ただ、ノロウイルスに対する効果はそう高くないようなので、
ノロウイルスによる胃腸風邪を引いてしまった場合は、
水分補給をしつつ、体内からウイルスが排出されるのを待つしかありません。

緑茶の力はスゴイ!

全ての胃腸風邪の病原体に効くというわけではないにしろ、
緑茶に含まれる茶カテキンはすごい効果を持つ成分ということをご存知でしょうか。

緑茶は、胃腸風邪だけではなく
のどや鼻の風邪ウイルスを撃退する力を持っているので、
お茶でうがいすると、症状の回復が早いようです。

また、胃腸風邪も通常の風邪も、そしてインフルエンザまで、
緑茶を飲み続けることによって予防できるという研究成果もあるほどです。

こちらのニュース動画をご覧ください。
短いですが、お茶の抗ウイルス効果について説明されています。

静岡はさすがお茶どころ、家だけでなく
学校でも緑茶によるうがいをするように指導されているのですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
胃腸風邪の知識と、それに対する緑茶の力についてご説明しました。

水分補給をするという観点では、
スポーツドリンクは飲みやすくて最適なものですが、
菌やウイルスを除去するという効果も期待するなら、緑茶の方が良いようです。

ただ、コーヒーなどに比べると少ないですが、
緑茶にもカフェインが含まれています。

そのため、お子様などに
たくさん飲ませるのはあまりおすすめできません。

お子様が胃腸風邪にかかってしまったら、緑茶は少量にして、
スポーツドリンクをメインにして水分を補給させると良いでしょう。

日本人の心とも言われる緑茶。
美味しいだけではなく、
健康にも良い効果を発揮するなんて、ありがたいですね。

あなたも、風邪や胃腸風邪の予防に、
緑茶をたくさん飲むようにしてみませんか。