昨年の冬、餅つきからの感染性胃腸炎の流行が心配されていましたよね。
心配なのは感染性胃腸炎だけではなく、インフルエンザも同じです。
今回は、餅つきによってインフルエンザに感染するのはなぜか、
他にも感染源となる食べ物は何かなどについてご説明します。
なぜ餅つきからインフルエンザに感染するのか
餅つきに参加した人がインフルエンザに感染する理由は
単純明快、他の参加者に既にインフルエンザに感染した人がいたからです。
インフルエンザウイルスは感染者の唾液、鼻水などに含まれ、咳やくしゃみによって体外に出ます。
そのウイルスが餅をついたり、丸めたりなどの作業中に混入し、それを食べた人にうつってしまうという流れです。
体外から出たインフルエンザウイルスは48時間は生存を続けると言われているため、
少なくとも餅つき大会の最中はまだ生きていると考えるのが自然です。
餅つきと言えば年に一度の大イベントというところが多いため、
インフルエンザの疑いがありながら隠して参加する人がいてもおかしくはありません。
でも、そこから他の複数の参加者に感染する可能性を考えると、家で大人しくしているか、
出来上がったあとの餅を離れた場所で食べるかするべきですね。
他にもこんな食べ物に注意!
インフルエンザウイルスは70〜75℃で死滅すると言われています。
逆に考えると、それ以下の温度の中では48時間生存し続けてしまうということです。
飲食店での料理は衛生管理や従業員の体調管理をしているのでそれほど心配ありませんが、
一番心配するべきは、インフルエンザに罹患したお母さんが作った料理、
罹患した人が箸をつけた食べ物などですね。
また、パンやドーナツ、お総菜などをパッキングせずに陳列してお客さんが選ぶ方式の販売店も、
インフルエンザ罹患者が訪れ、咳やくしゃみなどをすることがあれば他の人に感染するリスクが生じます。
ウイルスは目に見えないものなので完全予防は難しいですが、
家族が発症した場合などは気を付けた方が良いですね。
もちろん、罹患した本人も無駄にあちこちに出かけないという配慮が必要です。
罹患時の対処法や食べ物の選び方
夜間や休日に熱が出たりしてすぐに病院に行けない場合は、以下のような対処をしましょう。
発熱は身体の水分を奪うので、経口補水液などで水分をしっかり摂ること。
家族がいる場合は感染拡大を防ぐために隔離すること。
食べ物は、まずは消化の良さと本人の喉の通りを第一に考えたものにしましょう。
お粥やうどん、茶碗蒸しや卵豆腐などがおすすめです。
熱いものを受け付けないときは、アイスクリームやゼリー、果物などを食べても良いでしょう。
油もの、消化の悪いものは更なる体調不良の原因となるので控えて下さい。
なお、風邪とインフルエンザは症状が似ていますが、急に38℃を超える発熱があり、
関節痛、筋肉痛と悪寒が一気に来たらインフルエンザを疑った方が良いでしょう。
インフルエンザの簡易検査は発熱から12時間経過しないと正しい結果が出ないため、
できれば12時間後に病院に行くようにした方が確実です。
インフルエンザに効果的な食べ物についてはこちらの記事もご参考に!
集団行動で予防するなら
たくさんの人が参加する場所では病気をもらいやすいものです。
でも、インフルエンザが怖いからと集団行動を避けるわけにもいきませんよね。
そんな時の自衛策は、ありきたりですがやはりマスク、うがい、手洗いです。
また、飴やガムなどの小さなものでも、集団行動の現場で手を洗わずに何かを口に運ぶのは避けた方が無難です。
お弁当などを現地で食べる必要があるなら手洗いするか、
できない環境なら除菌スプレーや除菌ウェットティッシュで対処しましょう。
塩素系の除菌剤を使用せずに、タマゴのノロクリアプロテインの除菌効果で
安全にウイルスから守ってくれます。
使用しているのは卵成分とアルコールと水だけの100%食品由来なので
まな板や包丁はもちろん、ちいさなお子様が口に入れてしまっても安心です(*^^*)
これな一家に一本常備しておくべきですね!
普段から免疫力を高める食べ物を摂取して、ウイルスが体内に入っても感染しにくい身体を作ることもおすすめです。
ねぎ、しょうが、ニラ、にんにくなどは身体を温め、免疫力を向上させます。
また、納豆やヨーグルトなどの発酵食品を摂って腸内環境を良くするのも、免疫力アップにつながります。
↓こちらの動画のように、ねぎは一本丸ごと焼いても美味しいです。
免疫力アップのために作ってみて下さいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今年は、インフルエンザのピークは既に過ぎたようにも感じますが、まだまだ感染者は出ているようです。
大人になると、自然に感染症への意識が高くなるので
自分の身を守るのは難しくなくなりますが、子供のうちは親が守ってあげる必要があります。
大人よりも集団行動の多い子供なら、気を付けるべきこともたくさんありますよね。
また、子供の感染予防も大切ですが、子供が発症した場合の感染拡大予防も大事な親の務めです。
発症時のイベントへの出席については、集団感染を甘く見ずに慎重な判断をしたいものですね。