ジャックフルーツ。
どんな果物かご存知ですか?
日本にいるとなかなか出会えない果物ですが、
スーパーフルーツとして注目を集めています!魅力満載の南国の果物ですよ。
ジャックフルーツの味、栄養、効能、食べ方まで解説します!
ジャックフルーツとは
ジャックフルーツは各国で様々な呼ばれ方をしています。
東南アジア、南アジア、アフリカなどで栽培されている、
暖かい地域ならではの果物です。
日本では沖縄県でも生産されていますが、流通量は多くないんです。
原産はインドやバングラデシュです。
バングラデシュでは『カタール』、インドでは『カタル』、
インドネシアやマレーシアでは『ナンカ』ベトナムでは『ミッ』などなど・・・。
ジャックのジャの字もありませんね!
これは英語での呼び方だそうです。
正式な和名は『波羅蜜(パラミツ)』と言い、
マレー語での呼び方をもじって『南果(ナンカ)』と呼ばれることもあります。
何しろ最初に見て驚くのは、その大きさではないでしょうか?
世界最大の果実とも言われているんです。
長さや形はまちまちですが、楕円形のものが多く、
その長さは50cm、幅は30cm、重さは30kg以上になることも珍しくありません。
現地で販売されるときは、
これが無造作に地面に転がっていて、
初めて目にすると、なんだかわからないくらいですよ。
あまりに大きいのと、カットが面倒なのもあり、
丸ごと販売されているというよりも、切り売りが主だそうです。
果実の表面は、全体がボコボコと細かい突起で覆われています。
ドリアンほどトゲトゲしてはいませんが、
大きさと合わせると、なかなか見た目にパンチがあります。
熟した果肉は、強い甘~い香りがします。
生で食べて美味しく感じるものは完熟したもので、
甘みのつく前のものは野菜のように扱われ、料理で使われています。
バリ島より届きました~☆
Nangka dari BALI.
ジャックフルーツ☆インドネシア&バリ語では、ナンカ(Nangka)。カレーの具として料理に。ホクホクの触感はお肉のような感じ。熟したらフルーツとして☆ #バリ島 #bali #ジャックフルーツ #インドネシア #バリ語— バリ雑貨店のスタッフNORIKO (@bali_NORIK) October 4, 2016
朝からグリーンカレーを作る。
グリーンカレーを作り出して2年。今回は謎のフルーツで!
いや、#ジャックフルーツ… https://t.co/Aw2wx0uxGg— MFJ@MAAP Ambassador (@bellissimonmom) September 30, 2015
カレーの材料として、人気があるようですよ。
驚いたことに、この巨大な果実は木に実るんですよ。
木の幹から直接、巨大な実がなる光景はなかなか味のある光景とのこと。
現地に行く機会があったら、
顔よりも大きな果実とのツーショット・・・シャッターチャンス決定ですね!
ジャックフルーツの味と食べる時の注意点
日本にいると、フレッシュな状態のジャックフルーツには
そう出会えないものですよね。
旅行で行く予定で、そこで食べる!
と、あなたが意気込んでいるのなら、
現地の言葉で「完熟したジャックフルーツをください」
という言葉をレクチャーしてもらうことをお勧めします!
未熟なものを生で食べると、
味がない、美味しくなかった、という感想を持ちかねません。
日本の人は特に、完熟中の完熟!という状態の
甘~いジャックフルーツを好む傾向があるようです。
香りはやはり、ドリアンを思わせるような香りもあるようなんですよね。
ただ、ドリアンほど強烈なものでもなく、
エキゾチックと言いますか、トロピカルと言いましょうか・・・
例えるなら、昔からあって最近復活した、フルーツミックスの板ガム!
あのガムのような、甘い香りが強いんですって。
食感はパイナップルのようなみずみずしい感じではなく、
どちらかというとバナナに近いようです。
粘り気もありつつ、もちもちで、グミを思わせる食感。
樹脂も果実に含まれているのだとか。
ジャックフルーツの種も美味と言います。
しっかり加熱すると、栗のような味がするとか。
でも現地の方には、お腹が張る、という理由で
あまり好まれていないそうです。
カットが面倒という話を先ほど少ししましたが、
樹脂というのか、果汁というのか、
手につくとものすごくベタベタして、水で洗っても落としにくいんですって。
どうやって落とすかというと、
サラダオイルとかココナッツオイルで洗って取るんだそうですよ!
南国の果物は不思議がいっぱいですね。
スーパーフードについてはこちらの記事もご参考に♪
ジャックフルーツの栄養価は?
スーパーフルーツとも言われているジャックフルーツですが、
一体どんな栄養が詰まった果物なのでしょうか。
スーパーフルーツと呼ばれる果物は、
あれこれ調べると、どれも抗酸化作用の高さが凄まじいですね。
ビタミン群が豊富で、免疫力を上げてくれるような果物・・・、
これにジャックフルーツも入ります。
ジャックフルーツの主力栄養素はこちらです!
- βカロテン
- 動植物に多く含まれている色素の一つ。
体内にビタミンAに変わり、活性酸素を抑制します。
目の神経伝達物質にもなります! - ビタミンC
- コラーゲンを合成する際に不可欠な栄養素。
抗酸化作用のあるビタミンEに再生する。 - ペクチン
- 水溶性の食物繊維で、整腸作用がある。
血中コレステロールのLDLを下げる働きをするので、
心筋梗塞、動脈硬化、糖尿病の予防・改善に効果がある。
うーん、魅力的!
現在は沖縄県でも栽培されているのですが、
やはり生産数が少ないため、現地に行かなければ
完熟のジャックフルーツを食べられるチャンスは少ない・・・
ですが、まだ希望はあります!
インターネットなどで割と手軽に入手できますよ!
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— tirakitaこれ売れたよBot (@tirakita_now) October 7, 2015
ジャックフルーツの食べ方で注意すべきこと
- 一度に大量に食べないこと
- 食べる分と同じくらいの水を飲むこと
- 空腹時は避けること
これ、とっても大事です!
胃の中の水分を奪っていくんだそうです。
その上、胃酸の分泌を促すので、
上にあげた注意点を守らないと、ものすごい胃痛に襲われることになります。
加工したものは、生のものよりも胃痛を引き起こしにくいそうですが、
もしも、あなたの胃腸に不安があるのなら、心に留めておいてくださいね。
現地の人たちも、必ず水を飲みながら食べるそうですよ。
まとめ
数あるスーパーフルーツの中でも、
南国ならでは!という雰囲気たっぷりで、
いつもと違うフルーツで気分を変えたい時、テンションを上げたい時、
起爆剤のように摂れたら楽しくなりそう!と思いました。
いいお土産話にもなりそうですよね。
東南アジアなどに行く機会があれば、
ジャックフルーツが実っているところから
全部を堪能していただきたいと思います。