味を感じるのは舌です。
舌の表面には味蕾という味を感じるセンサーがあって、
そこから得られた情報がニュートロンという神経細胞を伝わって脳に行き判断されます。

味として感じられるのは、甘味、塩味、酸味、苦味、
そして旨味の5つが基本となる味となっています。

辛味が入っていないと思われかもしれませんが、
辛みは味覚ではなく痛覚で感じられるものとして分類されています。

生きるために発達した味覚

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味覚は人間が生きていく上で必要な感覚、
つまり何を食べたら安全か、何を食べてはダメか、
身体がどんなものを食べたがっているのかを知らせてくれる、センサーでもあります。

味覚は生まれ持ったものもありますが、
人間が成長するにしたがって発達していきます。
最初に発達するのが甘味です。

これは果物(食べ物)が熟して食べられる状態になっているか、
いないかを判断するために必要な味覚なのです。

次に塩味、身体に必要な塩分を美味しく感じる、
必要以上なものは塩っ辛いと拒否、まずく感じるというわけです。

旨味はたんぱく質によるものですから
身体をつくっていく上で必要と判断できるようになっているのです。

味覚はつくられる?

まず、この甘味・塩味・旨味の3つが発達していきます。
その後酸味・苦味が発達してきます。
ですからコーヒーの苦み走った味を楽しめるようになるのは、大人になってからとなります。

また、おいしさの基準も変わっていきます。
「子供の頃あんなに美味しかったのに、今はちっともの美味しく感じられない」
「子供の頃嫌いだったのに、この味、最高!」という話しは良く聞きますよね。

良くあることに「このうまさわかんないの」
「へーそんなもののどこが美味しいの」と
味覚の違いに個人差があることを感じることがあります。

よく聞いてみると、極端な偏食(好き嫌い)であったり、
アレルギー等で食事制限があり食べることができなかった場合などは、
味覚に対する学習・トレーニングがされないまま大人になり、
おいしさを感じる幅が狭いケースがあります。

「○○があればもう何にもいらない」・・・
もし、病気で好物のものが食べられなくなると残念な結果となりそうです。
日本は、山あり海あり、
四季も折々でたくさんの美味しいものがありますから、
いろんな美味しいものたっぷりと楽しみたいものです。

味覚は舌だけ?

さて、味を感じる時、目を瞑って食べた時、
鼻をつまんで食べた時に感じ方が違うという経験は多くの方がされていると思います。

鼻を詰まっては美味しいものが美味しいと感じないものです。
鼻づまりの原因の一つ花粉症で味覚がどのように変化してしまうのでしょうか?

味覚がおかしくなるものとして、次のような原因があります。
花粉症、感染症(風邪、インフルエンザなど)、投薬、亜鉛不足などがあります。

具体的な症状としては、味の濃い薄いがわからない、
何も口に入っていないのに苦味や渋みを感じる、
味の錯覚(甘いものを苦いと感じる)、ある味のみ感じない等があります。

味覚をさえぎる花粉症

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味は舌の上の味蕾センサーだけで感じるのではなく、
見た目、香り、温度、舌触り、歯ごたえ、等々実に複雑に絡み合っています。

そうした時に何かが遮断されてしまうと
十分に感じられないことになってしまします。
花粉症そのものが味蕾に影響を与えて、
味覚を感じないようにさせているわけではありません。

花粉症は鼻の粘膜を刺激して鼻水、
鼻詰まりを起こして、嗅覚に影響を及ぼします。

嗅覚と味覚は深い関係にあり、
嗅覚が使えない時は味覚も感じ方が悪くなってしまうのです。

したがって、他の病気による味覚障害と違い
味蕾そのものには影響がないので花粉症の時期が過ぎ
アレルギーが治まれば、自然に味覚も改善していきます。

しかし、まれに重症の花粉症で神経系に以上をきたしている場合は、
特別な治療となりますので医療機関と相談するようにしてください。

もし軽い鼻づまりであれば、鼻うがいがとってもオススメですよ!
たくさんの芸能人が健康法として行っていることで話題になりましたね。

このような専用器具を使うとやりやすいですが、
コップでもできなくはないです。
人間の塩分濃度に合わせた塩水を作り、
片方ずつ鼻に水を注ぎ流すだけです。
毎朝これを行うことで、鼻もスッキリし、風邪をひきにくくなるとか・・・?