手のひらや指に、小さな水疱がたくさんできて数週間で軽くなってしまう病気は
「汗疱(かんぽう)」と呼ばれる一種の皮膚病です。
汗疱になった場合、普段の食事の不摂生が皮膚上にあらわれてるといわれています。
汗疱になった場合、食生活はどう気を付ければいいのでしょう?
そして改善するには、どんな野菜を食べると効果があるのでしょうか?
ここでは、摂取するべき栄養素や食べ物やおすすめのサプリを紹介します。
汗疱に効く野菜はなに?
汗疱は、不摂生によるものが多いので、
ドクダミなどの毒素を輩出してくれるデトックス効果のあるお茶を飲むのもいいですし、
野菜であれば、利尿作用のある水菜や根野菜のゴボウやレンコンなどもいいです。
他にデトックス効果の高い野菜として、
玉ねぎ、トマト、ほうれんそう、ブロッコリーなども効果があります。
効果的な摂取方法は、汗疱に効く野菜をまとめて野菜スープにすることをおすすめします。
一品でたくさんの野菜を摂取できるのでとても効率が良いです。
それ以外だと、精進料理のような低カロリーな野菜を使った料理で
なるべく肉類等は控えめに、野菜中心で摂取するといいでしょう。
オススメのおいしい食べ方は?
おすすめの美味しい食べ方は、野菜スープや野菜多めの味噌汁です。
また、野菜スープは脂肪燃焼効果があります。
食べるだけで汗をかくので老廃物を輩出するためにはとても効果的なのです。
ほかにも、ニンニクや生姜、こしょうを多めに加えれば汗の量は倍増します。
野菜たっぷり春雨スープ
低カロリーの春雨にトマトや葉野菜をたっぷり入れます。
【材料(2人分)】
- 緑豆春雨
- 40g
- 青梗菜
- 100g(約1株)
- もやし
- 100g(約1袋)
- トマト
- 100g(約1個)
- 鶏ガラスープの素
- 10g(小さじ2)
- 水
- 800ml(4カップ)
- 塩
- 3g(ひとつまみ)
- こしょう
- 適量
- 酒
- 5ml(小さじ1)
- 生姜
- 10g(すりおろし)
【作り方】
-
青梗菜(チンゲンサイ)は洗って1cm幅に切る
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トマトはくし形に切る
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生姜は皮ごとすりおろしておく
生姜は皮ごとすりおろした方が香りが良い
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鍋に湯を沸かし、スープを加えて溶けたらすべての具材を加えてひと煮立ちさせる
-
春雨とチンゲンサイの茎を入れる
生姜は最後に入れましょう
食べ物に気をつけることでどんな効果があるの?
汗疱は皮膚に細かい水疱が出来る病気ですが、はっきりとした原因は不明です。
これは汗が皮膚の下に溜まってしまった状態で汗疱が破れたり、
自然に乾き皮膚が剥けると水虫のような状態になります。
この汗疱は、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が原因のひとつである可能性が高いようです。
体が悪玉コレステロールを作り、肌にも悪影響を与えてしまう原因は、
日々の不摂生の積み重ねによるものである可能性が高いため、
食生活を気を付けることで、肌に悪影響を与える汗疱を改善することができるのです。
糖分や油物に注意!
悪玉コレステロールを作りやすい、糖分が多い食べ物、油ものや塩分たっぷりの食べ物、
刺激物の多い食事は控えましょう。
体に悪いと一目でわかる食事や外食などはできるだけ控えて、自炊をして、
体に良いものをたくさんとりましょう。
ビオチン、ミヤリサン、ビタミンCを摂ろう
ビオチンという成分は、
かゆみを和らげてくれる効果があり、ヒスタミンを体外へ排出する効果があります。
そして、ビオチンは毛細血管を太く正常にすることで血液の流れが良くなり、
栄養が皮膚まで行き届くようになります。
ミヤリサンは、皮膚の炎症を守るビオチンを悪玉菌から守る役割があります。
悪玉菌がビオチンを餌として食べてしまうことでどんどん増えてしまうというので、
体の中の腸内環境の悪化が悪玉菌を野放しにしてしまう最大の要因です。
悪玉菌の数を減らし、善玉菌を増やすことが、ビオチンを悪玉菌から守る方法です。
そのため、腸内環境を整えるのが大切なのです。
ビタミンCは、皮膚疾患の症状をおさえる効果があります。
アトピーの人や汗疱などの人に必要な成分といえます。
すぐ買えるオススメのサプリ
ビオチン
ビオチンは炭水化物や脂肪、タンパク質の分解・合成にかかわる成分で、ビタミンB群の1種になります。水溶性のビタミンで、ビタミンHとも呼ばれています。
私たちが体を動かすエネルギー源は、ごはんや麺類などの糖質です。
食事から糖質をとってエネルギーに換える際には、どうしても乳酸ができます。
これが体内に残ると疲れの原因になるのですが、
ビオチンはこの乳酸をリサイクルして再度エネルギーを作り出す際に重要な働きを果たします。
さらに、脂質やタンパク質がエネルギーのもとになることも関わっており、
体調を整えるためにも絶えず補給が必要なビタミンです。
小林製薬 ビタミンC
粒中に350mgのビタミンCを配合。日常生活で消費されやすいビタミンCは、毎日の生活に欠かせないビタミンです。
ビタミンB2やミチルヘスペリジンも配合しました。
新ビオフェルミンS錠
このビオフェルミンは、3種類の乳酸菌を配合した整腸薬です。腸内には100種類もの細菌がすみついてます。
健康なときには、身体によい働きをする乳酸菌が優性ですが、
身体が不調なときや、高齢になってくると、悪い菌が増えてきます。
これは、整腸効果を高めるビフィズス菌、乱れた腸内菌叢を整えるフェーカリス菌、
有害菌をおさえるアシドフィルス菌が配合されています。
これらの菌が生きたまま腸に届いて増え、腸内細菌のバランスを整えてくれます。
まとめ
今回は、皮膚に細かい水疱が出来る汗疱という病気についてご案内させていただきました。
- 汗疱は体の中の不調が皮膚に出てくる物である可能性が高い
- 汗疱を改善するため、野菜(根野菜など)を中心に摂ると良い
- 効果のあるサプリメントは、ビタミンCとビオチン、ミヤサリン
- 汗疱には刺激物の多い食べ物、油もの、糖分が多い食べ物は控える
今回の記事をまとめるとこのようになります。
体の中の不調が、皮膚に出てしまう汗疱。
普段の食生活の見直しもかねて、一度、食べているものを改善するのも良いかもしれません。
野菜中心の生活にすることで、体の中の老廃物も排出され、スッキリ過ごせるでしょう。