感染性胃腸炎とは、体内にウイルスや細菌の侵入で起こす胃腸炎で、
その多くは伝染性を持ち次から次へとうつってしまうという特徴をもっています。

毎年、保育園や学校で集団感染のため
学級閉鎖や学校閉鎖がニュースとなっていますね。

ですから、かかってしまった患者の治療と同時に、
その間に感染性胃腸炎を他に広げないための対策が必要となります。

感染性胃腸炎の原因はウイルス

2016-01-02a

感染性胃腸炎の種類として、
ウイルスが原因のノロ、ロタ、アデノなどや
細菌が原因の病原性大腸菌、サルモネラ、キャンピロバクターなどがあげられます。

この中で、秋から冬期間に発生する感染性胃腸炎は
ウイルスが原因であることがほとんどです。
(嘔吐下痢症、おなかの風邪などと言われる場合もある)

症状は嘔吐と下痢

感染性胃腸炎の症状の特徴は嘔吐と下痢でウイルスの種類で次のようなものがあります。

ノロウイルスでは筋肉痛・頭痛、発熱は少ないものの
20から30%の確率で症状が出る場合があります。

ロタウイルスでは発熱のほかに、
下痢の色が白色からレモンイエローとなるのが特徴です。

ロタウイルスによる胃腸炎は5歳未満の小児が罹患することが大半で、
これにはワクチンがあり予防接種を受けることで重症化を食い止めることがほぼできます。

感染経路は人から人

感染経路は感染した人から人への経口感染と言われています。
感染した人の便や吐しゃ物(嘔吐した物)に大量のウイルスが含まれています。

ノロウイルスは非常に小さく軽いため、空中に浮遊し空気感染します。
ですから、吐しゃ物の処理にはマスクと医療用のゴム手袋は必須。

ゴーグル、使い捨てのエプロンがあると良いでしょう。
消毒にあたっては医療機関で使用する通常のアルコール消毒ではまったく効果がありません。

次亜塩素酸ナトリウムの0.02%〜0.1%液を作りそれで消毒するようにします。
消毒するところは、手で触るところすべてで、
ドアノブから窓枠まで考えられるところを消毒液で拭き上げることが大切です。
(次亜塩素酸ナトリウムは家庭用ではハイターやブリーチ等の商品名で販売されています)

ワクチンなし、抗ウイルス薬なし

現在のところ、ノロウイルスに対するワクチンはありません。
また、ノロウイルスに対抗する抗ウイルス薬もないことから、治療は対処療法となります。

そしてノロウイルスが身体の外に排出されるのを待つと言うことになります。
通常であれば、数日間でウイルスは排出され症状は治まってきますが、
完全にウイルスがなくなるまでは1週間程度かかるため、
下痢が止まってから1週間は自宅療養して学校や保育園、職場には出ない方が良いでしょう。

脱水症状に十分に注意

ノロウイルスの症状が出ているあいだ、
食事や水分が十分にとれないために、脱水症状やそこからくる意識混濁、
頭痛、体温の上昇、めまいなどを起こすことがあります。

脱水を防ぐために積極的に水分を取らなくてはなりません。
重症で口から水分が取ることができない場合は
入院して点滴によって行うことになりますが、
口から飲むことができれば、飲むことで水分を補給したいものです。

飲みやすい工夫を

そのさい、単に水では飲みにくい場合は、
飲み慣れた物を用意してあげましょう。
高齢の方であれば、スポーツドリンクよりは麦茶のほうが、
水分補給ということではなじみがあります。


参照:http://item.rakuten.co.jp/

麦茶といえば、夏の暑い盛りの飲み物ですが、
胃腸炎でも力を発揮します。
お茶といっても、麦茶にはカフェインが入っていませんから、
刺激が少なく弱った胃腸にもやさしいほかミネラルも豊富です。

ミネラルは血行を促進して体温を安定させる効果が期待されます。
また、麦茶に塩や蜂蜜など加えると飲みやすさが増すとともに、
失われたエネルギーやナトリウムの補給にもなります。
麦茶のお探しはこちら

このほかに、薄めた味噌汁(具なし)、
コンソメスープは口当たりがよく有効な場合もあります。