糖尿病や不規則でバランスの悪い食生活によって起こりやすい低血糖
この低血糖のせいで味覚障害になるという噂があります。

また、その改善にマクロビが良いとも言われますが、その真相はどうなのでしょうか。
今回は低血糖と味覚障害、その改善のためのマクロビオティックについてお伝えします。

低血糖のせいで味覚障害になるわけではない

味覚障害の原因は血糖値が低いせいではなく、亜鉛の不足によって起こります。

ただ、過度のダイエット糖質重視の食生活のせいで亜鉛が不足し、
低血糖と味覚障害を併発することはよく見られます。

また、重度の糖尿病患者に限ったことですが、
糖尿病による神経障害で味覚に関わる神経に異常が生じ、味覚障害を起こすことがあるそうです。

そして、糖尿病の合併症である腎症を起こすと亜鉛の吸収がしにくくなり味覚障害に陥ることもあるのだとか。

低血糖が味覚障害の原因とは言えませんが、同時に起こりやすい要素があるということは確かなことでしょう。


↑このように、味覚障害のせいで食が進まず低血糖になるという人もいるようですね。

味覚障害の改善方法

亜鉛不足による味覚障害は、やはり亜鉛の摂取をすることで改善されます。
でも、亜鉛が多い食べ物って……と考えると、ピンとこない人もいるのではないでしょうか。

亜鉛は、動物性食品なら牛肉牡蠣、豚レバーなどに多く含まれています。
植物性食品で摂るなら、ごまやアーモンドなどのナッツ類、きびやオートミールなどの雑穀類がおすすめです。

成人女性は一日に9mgの亜鉛を摂取するべきと言われているので、
牡蠣なら70gくらい、牛肉なら200g前後食べると摂取量が満たされます。

アーモンドなら200g前後、ごまなら150gと、それだけで摂るのはちょっと多いですが、
動物性食品と組み合わせたり、毎日のご飯を雑穀ご飯にして食べると良いでしょう。

もちろんサプリメントを活用するのも一つの方法ですよ。

血糖値についてはこちらの記事もご参考に!

マクロビやヴィーガン食は低血糖に効果があるのか

マクロビオティックは「一物全体」という考えで、野菜や果物は皮ごと、
穀類も玄米や全粒粉のように丸ごと食べるのが基本です
この食べ方は、過剰な糖質摂取によって起こる「反応性低血糖」を予防できると考えられます。

白米や白い小麦製品、白砂糖などを一度にたくさん摂ると血糖値が急上昇し、
その後インスリンが過剰に分泌されて低血糖を起こすのが「反応性低血糖」ですが、
玄米全粒粉を使った主食は血糖値の上昇が緩やかになり、その後の低血糖が起こりにくいと言われています。

質素なイメージのあるマクロビ食ですが、こちらの動画のようにおしゃれなものもたくさんあります。

反応性低血糖が辛い人は、ご飯ものやパンだけでもマクロビのレシピを活用することをおすすめします。

ところで、マクロビ食と混同して考えられがちなヴィーガン食ですが、
これは健康のためというよりも宗教的な思想による「完全植物性の食事」を指すため、白米も白い小麦粉も白砂糖も使います。

つまり、ヴィーガン食は低血糖対策として有効だとは言い難いということです。

低血糖予防のための食事法は

食後に低血糖になりやすい人は、炭水化物が多すぎる食生活を送っていることが多いです。
そんな食後の低血糖を予防するためには、先ほどもお話ししたように白い穀類を避けることが良いとされています。

また、玄米や全粒粉を使っているとしても、炭水化物中心の食事はNGです。
野菜やたんぱく質中心の献立にして、ご飯ものや麺類、パンはそれに添える程度にするのが理想的です。

食べる順番は、最初に野菜、そしてお肉やお魚、
最後に主食を食べるようにすることで主食のドカ食いを防げます。

炭水化物は穀類だけではありません。
おやつに使われる砂糖も、気を付けるべき食材の一つです。

おやつは摂らないか、どうしてもという時はナッツ類や煮干し、
昆布などの糖質が少なく噛み応えがあるものを食べるようにして下さい。

もちろん飲み物も甘いジュースではなく、お茶や無糖の炭酸水を飲みましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
低血糖と味覚障害、それらの改善のための食事についてご説明しました。

ここでは食後に起こる低血糖、つまり反応性低血糖を中心にお話ししていますが、
これはインスリンの分泌に問題がある人に起こる症状のため、放っておくと糖尿病に進行することもあり得るのです。

食後に強い眠気を感じるとか、集中力の低下が深刻だという人は反応性低血糖を疑ってみましょう。
そして、その可能性が強いようなら、食事の摂り方や食材選びから気を付けてみて下さい。

そうすることで、快適な食後の過ごし方ができるようになるかもしれません。