パンを作る時に、イーストを使うことはよく知られていますが、
同じ役割を持つ『天然酵母』というものをご存知でしょうか?

様々な野菜や果物で作れる天然酵母ですが、
今回はキウイを使った天然酵母の作り方をご紹介します。

意外と簡単に作れますので、パン好きの方にはぜひオススメです。

天然酵母とは?

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天然酵母は、ブドウやキウイ、イチゴ、桃、梨、パイナップル、バナナ、みかん、
レモン、オレンジ、グレープフルーツ、アメリカンチェリー、柿、
レーズンなどの果物や玄米や麹、小麦などの穀物などの
周りに付いている野生の酵母菌によって、自然発酵させた酵母になります。

他にも、梅やトマトなどを使っても作ることができ、
これらの食べ物を発酵させた時に発生するガスによって
パンが膨らむという仕組みになります。

ですので、酵母を取った食材によって出来上がったパンの味や
香りが変わるのが、大きな特徴と言えます。

また天然酵母には、ドライイーストと同じように手軽に使える粉末タイプのものや
種おこしをして使用するタイプ、自分で発酵させる自家製のものなど
たくさんの種類があり、パンに適した酵母を選別して培養したものや
選別を行わない自然のままのものもあるそうです。

しかし、酵母を含む微生物の中には、美味しいパンを作るものもありますが、
人の健康に悪影響を与えるものもあるので、
手作りで酵母を作る際は気を付けて行わなければいけません。

自分が興味を持ったもの、自分の好きな味や香り、
レベルに合わせてトライできるという楽しみが
天然酵母の魅力の一つとなっています。

天然酵母とイーストの違い

同じ役目をする『天然酵母』と『イースト』ですが、
何が違うか疑問に思いますよね。

しかも、『天然』と書かれている方が良い物で、
一方のイーストは添加物などが含まれていて
身体に悪い物なのではないかと考える人もいると思います。

ですが、イーストは科学的に作り出したものなどではなく、
パンに適した単種の微生物を工業的に純粋培養しただけのものになります。

それに対して、天然酵母は数多くの種類の酵母が混在しているため、
それぞれの酵母が出すアルコールとその食べ物の味や香りがパンに付くため、
天然酵母の方が味わい深く香りの良いパンが作れるということになります。

しかし、誰でも簡単にパンが焼けるイーストと違って、
発酵力が弱く培養される酵母菌の数が一定ではない天然酵母は、
失敗することが多くうまく焼けるようになるまで経験が必要です。

キウイで作る天然酵母

天然酵母を一から手作りするのは手間がかかると思うかもしれませんが、
実はとても簡単に作れてしまうのです。

パンを作るのに適している果物はたくさんありますが、
その中から今回はキウイを使って作る天然酵母の作り方をお教えしたいと思います。

まず、用意する物はキウイ(アルカリ水はNG)、
ガラス瓶(蓋がしっかりと閉まるもの)だけです。

次に作り方ですが、これも煮沸消毒した瓶にキウイと水を入れるだけです。
あとは、1日1、2回ほど蓋を開けてかき混ぜたり、振ったりするそうですが、
そのまま放置しておくだけでも大丈夫だそうです。

これを日の当たらない常温の場所に置いておくだけで、
発酵が進みキウイの天然酵母が出来上がります。

ポイントは、キウイの場合糖分が足りないことがあるので、
その時は酵母のエサとなる砂糖を少し足すことくらいです。

他にも、最初に冷蔵庫で寝かせてから室温に出すと美味しくなるそうですが、
自分で作る際にどうやったら美味しくなるのか
実験的な感覚で作ってみるのも面白いと思います。

天然酵母は冷蔵保存で1ヶ月ほどもつそうですが、
その際は一週間に2回程度砂糖を加えるようにしましょう。

まとめ

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今回は、自宅で簡単に作れる天然酵母
キウイを使った作り方についてご紹介してきました。

瓶に水と果物を入れて置いておくだけで発酵して天然酵母が作れるなんて、
とても簡単で驚きました。
これなら、仕事や家事、育児に忙しい方でも作れますよね。

最近では、ホームベーカリーのおかげで手軽にパンが作れるようになり、
いつでも焼きたての美味しいパンをお家で食べられるようになりました。

今までイーストでしかパンを作ったことがないという方や
天然酵母に興味のある方は、一度自分で作った天然酵母で
普段と違った美味しさのパンを味わってみてください。

また、キウイだけでなくいろんな果物で作った天然酵母で
食べ比べしてみるのもオススメです。