グルメな人ならみんな大好きなお寿司焼肉
でも、これらはいわゆる食中毒、つまり急性胃腸炎の感染源として報道されることが多い料理でもあります。

でも、急性胃腸炎が怖いからと食べずに我慢するのも厳しいですよね。
今回は、急性胃腸炎の感染経路となり得る料理や食べ物についてお話しします。

急性胃腸炎のおさらい

様々な原因で突然起こる胃腸炎を総称して急性胃腸炎と呼びますが、
その大半は細菌やウイルスなど、病原体に感染して起こる「感染性胃腸炎」です。

原因となるものは、今猛威を振るっているノロウイルスやロタウイルス、
黄色ブドウ球菌やサルモネラ菌、腸炎ビブリオやカンピロバクター、そして、病原性大腸菌などが多いようです。

これらの病原体が口に入り、消化器に留まって炎症を起こすことで発症しますが。
その感染経路としては、病原体に汚染された食品を食べること、
または病原体が付着した生活用品などに触れてその手を口に運ぶことがあります。

食品を食べて感染する場合は、カキのノロウイルス、鶏肉のカンピロバクターなど
その食品が元々病原体に汚染されているケースの他、
調理の際に感染者がその食品に触れて病原体をうつし、それを健康な人が食べて発症するケースがあります。

急性胃腸炎のリスクが高い食べ物は?

急性胃腸炎のリスクが高い食べ物というと、
感染者が調理したものを除けば、やはり生ものが挙げられます。

集団感染が起きるとニュースでは急性胃腸炎というよりも
食中毒と報道されることが多いですが、その中でもよく耳にするのがお寿司屋さんや焼肉屋さん。

お寿司屋さんで多いのは、腸炎ビブリオという細菌による急性胃腸炎。
腸炎ビブリオは「好塩菌」と言って、食塩がある環境を好む細菌のため、魚介類に多く存在します。

夏場の水温が高い時期、それ以外の時期でも
ネタの衛生管理が甘いと腸炎ビブリオによる急性胃腸炎が起こりやすくなります。

また、生肉をそのまま食べるユッケを提供していたり、
お客がうっかりお肉を生焼けで食べてしまいがちな焼肉屋さんも、感染性の急性胃腸炎の発生件数が多いようです。

また、新しいものだと2016年の春に行われた「肉フェス」でも、
加熱が十分でない鶏肉からカンピロバクター集団食中毒が発生しました。
お店が生で食べることを推奨していても、
それを鵜呑みにして受け入れては自分が苦しい思いをすることになります。

安全なものとそうでないもの、安全なお店と危険なお店を自分で見分けらるようになるのが一番安心です。

急性胃腸炎についてはこちらの記事もご参考に!

食べるべきもの、避けるべきもの

気を付けていても急性胃腸炎のリスクは0%になるわけではありません。
もし、努力の甲斐なくかかってしまったら、食事の上ではどんなことに気を付けるべきでしょうか。

まだ嘔吐下痢が続いているうちは、
食欲が無ければ水分をしっかり摂っていれば食事は抜いても大丈夫です。
嘔吐と下痢は体力を消耗しますし、体液が失われて却って脱水症状になりやすいからです。

体に効率良く水分を補給できる経口補水液は必須です。
これに加え、何か食べたいと思ったら、お米の少ないお粥や繊維の少ない野菜を柔らかく煮たもの、
お豆腐や白身魚、鶏ささみや胸肉などを煮たものを食べましょう。

筋っぽいもの、脂肪分が多いもの、消化の悪いものは
胃腸への負担が大きいので完治するまで控えた方が良いでしょう。

また、スパイスを効かせた料理や味が濃いもの、
ドライフルーツや珍味なども胃腸へのダメージの方が強くなるので、我慢した方が良いですね。

とにかく、急性胃腸炎の時の食事は、嘔吐・下痢が激しい時は無理して食べない、
それらがおさまってきてもすぐに普通食に戻さず、消化が良くお腹に優しいものだけを摂るのが鉄則だと覚えておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

急性胃腸炎の中でも、今冬は特にノロウイルスの猛威が深刻なのだそうです。
先日、ノロウイルスが検出されたということで牡蠣の出荷停止という事態になったという報道もされました。


牡蠣が大好きだという人は少なくありませんので、この報道を受けて悲しむ声もまたたくさんあります。


ノロウイルス自体は75℃で一分以上加熱すれば死滅するので、
自宅で予防することは難しくないのですが、入手自体が困難となると話が変わってきますよね。

このノロウイルスの嵐が、少しでも早く落ち着くことを願うばかりです。