金属アレルギーの人は鉄分サプリにも気を使いますよね。
金属アレルギーというとアクセサリーなどを思い浮かべますが、
ミネラルのほとんども金属に入りますから鉄分や亜鉛も金属ということになります。
ここでは金属アレルギーの症状、原因、サプリメントの選び方などご紹介しますので、
金属アレルギーの対策と予防にお役立てください。
金属アレルギーの人はヘム鉄サプリメントを摂取して!
金属アレルギーの人は、鉄分のサプリメントはヘム鉄を選べば大丈夫だといわれています。
ピロリン酸鉄やクエン酸鉄などのサプリメントは避けましょう。
鉄分には2種類に大まかに分けられて、
ヘム鉄はレバーなどの動物性食品に多く含まれている鉄分です。
ほうれん草など植物性の鉄分は非ヘム鉄です。
サプリメントでは、合成の鉄分であるピロリン酸鉄、クエン酸鉄などが多く使われています。
ヘム鉄サプリメントを摂取するといいといわれています。
しかし、一番良いのはサプリメントではなく食品から鉄分を摂取することだといわれています。
金属アレルギーの原因はアクセサリーだけじゃない!
金属アレルギーの原因は、汗などで溶け出した金属が
イオン化してタンパク質と結びつくことでアレルゲンとなり、アレルゲンが蓄積することで起こります。
症状は金属が触れていたところにかゆみが出る、かぶれ、水泡が出るなどです。
しかし、これらの症状は、すぐに発症するわけではなく
長年のアレルゲンの蓄積によって皮膚に高濃度で排出されたときに起こります。
アクセサリーやピアス、腕時計などの金属を長時間身に付けていると
汗などによって溶けだした金属イオンが体内に蓄積し、皮膚のかゆみなどが現れます。
また、歯の被せ物も金属アレルギーの原因となることがあります。
口内の粘膜や舌にトラブルが起きることがあります。
金属アレルギーの出方は、分かりやすく局所で出る場合もありますが、全身に出る場合もあります。
金属イオンが汗で排出さたときに手や足の裏などで金属アレルギーの症状が出てかゆみや発疹が起こるのです。
原因が金属にあると思い至らず、医師でも肌荒れや水虫などと誤診することもあります。
しかし、金属を付けていても全くアレルギーが起こらない人もいますね。
この違いは腸内環境の差かもしれません。
金属アレルギーの人は腸内環境に悪玉菌が多いといわれており、
悪玉菌によって「金属を敵と認識する白血球」が多いということが分かっています。
金属アレルギーの原因は、腸内環境の悪さが根本原因かもしれませんね。
病院に行かなくても自分で対処可能
金属アレルギーの治療法は、病院ではアレルゲンを除去するというのが基本になります。
歯の金属を金属でない素材のものに変えたりという治療ですね。
また、アレルギー総合セラピーという治療法もあります。
遠隔でも受けられるので気になる方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
しかし、体内に溜まった金属イオンを排出するということも効果的で、
デトックスが推奨されています。
これは治療というより個人が行うことです。
金属アレルギーのデトックスには、汗を流してデトックスしてください。
汗からでしか排出できない毒素というものもあるからです。
善玉菌サプリが効果的!
善玉菌サプリを1年~2年摂取し、腸内環境を改善することは
金属アレルギーの体質改善に効果的だといわれています。
金属アレルギーの人の特徴として、腸内細菌のほとんどが悪玉菌のため、
金属を敵と認識してアレルギーを発症させている白血球が多いということが分かっています。
この白血球をアレルゲンに反応させないようにするには腸内環境を整えることが効果的だといわれているのです。
善玉菌サプリにもいろいろありますが、胃酸で菌が死なないような加工を施してある菌や、
悪玉菌の出す毒素に負けない菌であることが重視されます。
フジッコから昆布だけでなく善玉菌サプリが出ているなんてびっくりですね(*^^*)
また、炎症反応を抑える亜鉛、ビオチンなども効果的です。
サプリだと簡単に取り入れることができますね。
ただし、亜鉛は金属アレルギーの人の場合、
アレルギー反応が強く出てしまうことがあるので注意しましょう。
胃腸の粘膜を丈夫にして、アレルゲンが腸から吸収されるのを防ぎますが
腸粘膜が薄い体質だと、消化されないたんぱく質などが腸粘膜を通過しやすくアレルギーになりやすいです。
さらにパントテン酸のサプリは副腎皮質を強化し、ステロイドホルモンの分泌を良くします。
パントテン酸不足だと、ステロイドホルモンが不足して炎症体質になります。
また、ケルセチンのサプリはアレルゲンに対する敏感さを和らげる抗ヒスタミン剤になります。
ドイツでは医薬品として認められているほどです。
体質改善には、ケルセチンサプリを6ヶ月~2年くらい飲む必要があります。
その他のアレルギーについてはこちらの記事もご参考に!
アクセサリーは樹脂やチタンを選んで!
一般的に、樹脂、チタン、ステンレスなどがいいといわれています。
樹脂の金具を使ったピアスなどがありますが、
樹脂はプラスチックなので金属アレルギーの人でも大丈夫です。
チタンは汗に溶けにくく、酸化しにくいです。
ステンレスは錆びにくいことで知られていますね。
しかし、ステンレスにはニッケルが含まれているのであまりおすすめできません。
調理器具をステンレスからすべて木製やプラスチックに変えるだけで改善するという人もいます。
また、ニッケルフリーも肌が痒くなりにくいですが、
実際はニッケルが少し残っているものや他の金属が含まれているものもあるようなので避けた方が無難です。
プラチナ、金、銀も肌が痒くなりにくいです。
ただし金や銀でも純度の低いものは金属アレルギーになることがあるので注意しましょう。
ピアスつけてた耳がかゆい。金属部分をカバーする樹脂のピアスカバーはコスパ良くないし、ピアスコート買うかな。#金属アレルギー
— ちゃいみー@K-POPぺん (@lirylico) May 31, 2017
イオンで買ったアクセ付けるとかぶれる…18金は大丈夫なの。
ピアスもチタンしかダメだし。
どうも、セレブ体質のフナムシです。#金属アレルギー— フナムシ (@gen_batako) May 28, 2017
避けるべき食べ物は、酸化した油や乳製品、小麦粉など腸を荒らすものです。
また、豆類にはニッケル、コバルトなどが多いので金属アレルギーの人は控えましょう。
ニッケルが多い食品には、海藻やお茶類、玄米、小麦胚芽など穀物類、
コーヒー、キノコ類、魚類、ナッツ類、シソやタケノコなど野菜類なども当てはまります。
食べ過ぎは控えましょう。
また、亜鉛も金属アレルギーの人は強く出やすいといわれています。
なので亜鉛を多く含む牡蠣などにも気を付けましょう。
金属アレルギーの人の体感だと、ニッケルと亜鉛が出やすいそうです。
まとめ
- 鉄サプリメントはヘム鉄なら大丈夫
- アレルゲンが高濃度で皮膚に排出されるとかゆみなどが現れる
- 治療は、金属を避ける・デトックスが基本
- 腸内環境を整えることで金属アレルギーが改善する
- アレルギーはアメリカではサプリで改善している
- 避けるべき食べ物は、腸を荒らすものやニッケルや亜鉛の多い食品
金属アレルギーの人は、ミネラル系のサプリメントには注意しなければなりませんね。
亜鉛サプリメントで顔が腫れてしまったという人もいるようです。
鉄分はヘム鉄なら大丈夫です。
まずは肌に触れるものや歯の詰め物、調理器具、食べるものから金属をなるべく排除して、
それからデトックスと腸内環境などの体質改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。
しかしアレルギー総合セラピーはそのような努力をしなくても改善するようなので悩みどころですね。