水虫にかかってしまったとき、
塗り薬以外に対処法は無いのでしょうか。
例えば食事に気を付けたり、
民間療法的なものを試すなどの方法もたまに耳にします。
また、「水虫にはホタテが良い」という噂もあるようですね。
今回は、水虫改善のための食事や、
飲み薬の効果、ホタテの効果についてお話しします。
水虫改善のための食事ってあるの?
結論から言うと、水虫、
つまり白癬菌を撃退する食事というものはありません。
ただ、食事からできることは何も無いというわけではなく、
薬を用いた治療法の補助的に食生活を改善することは無駄ではありません。
水虫の時に摂るべき栄養素は、まずはビタミンB群。
ビタミンB群は、白癬菌によって炎症を起こした皮膚の再生を助ける働きがあります。
そして、ビタミンC。
コラーゲンを生成することから、
美肌のためのビタミンとして有名なビタミンCは
顔だけではなく、足の皮膚も丈夫にしてくれます。
そして亜鉛。
髪やお肌の再生を促すミネラルとして知られていますが、
やはり水虫によって損傷した皮膚を再生する働きがあります。
水虫は感染症ですから、
これらの栄養素の他、免疫力を高める食事を摂ることも大切です。
抗酸化作用のあるビタミンEなどを摂ることで、白癬菌の感染拡大を防ぎましょう。
飲み薬の効果や費用
水虫の薬と言えば塗り薬を想像しますが、実際には飲み薬も存在します。
やはり、水虫治療には患部に直接効かせる塗り薬の方が効果が高いのですが、
爪水虫などの薬を塗りにくい部位や、塗り薬の効き目が今一つという場合には、
飲み薬を処方されることがあります。
水虫の飲み薬は「ラミシール」というものと、
「イトリゾール」というものを使うことが多いようです。
これらの飲み薬は、効果が高い反面費用も高いため、
なかなかお財布に厳しいものだという意見が多いですね。
https://twitter.com/so_cute_0120/status/99681058555043842?lang=ja
今から皮膚科。実は、水虫治療中。流石に飲み薬での治療は効果が高い。薬は高いけどね。
— にゅーと (@Newt_666) November 12, 2011
ラミシールの場合、1錠184.2円、
イトリゾールカプセルは1カプセル354.2円と、一つの単価がかなり高価です。
また、水虫治療となると半年程度の長丁場となることも珍しくないため、
上記の価格の三割負担だとしても、相当お金がかかることになります。
水虫にホタテ……その真偽は?
いよいよ、水虫にホタテが効くという話の真偽についてです。
それは、確かに事実です。
ですが、水虫に効くのは、
私たちが普段美味しく食べている貝柱の部分ではなく、貝殻の部分。
ホタテの貝殻を高温で焼き、
粉末状にしたものを水に溶いて患部に塗布すると、水虫が治るのだそうです。
ホタテの貝殻には酸化カルシウムが豊富に含まれていて、
水に溶くと強いアルカリ性になります。
このアルカリ性の溶液が、水虫の原因である白癬菌を殺菌してくれるのです。
このホタテ貝殻の溶液は、
白癬菌だけではなく大腸菌やサルモネラ菌などの食中毒の
原因菌などにも効果があるそうです。
今までは捨てられるだけだったホタテの貝殻に意外な効果があったということで、
今大変注目されているということでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
食事から水虫を治す方法や水虫の飲み薬、
そして意外なところでホタテが水虫に効くという理由についてご説明しました。
水虫は、臭い、汚い、他人にうつるなど、良くない印象が特に強い皮膚病です。
また、印象が悪いだけではなく、
一度感染すると治りにくく、厄介だということでも悪名高いですよね。
ですから本当は、水虫になってから治療するよりも、
ならないための対策をしっかり行っておく方が賢明です。
ここに、水虫対策となる足指のヨガ動画を載せますので、試してみて下さい。
このように足指をよく動かす他、
足が蒸れないように通気性を良くしたり、
きれいに洗う習慣を付けて不衛生にならないようにするなど、
予防のためのあれこれを生活に取り入れて下さいね。