の魅力はあのシャリっとした食感ですよね。
あの食感を作っている「石細胞」というものをご存知ですか?

また、梨と言えば授乳婦は食べない方が良いと言われているものの一つ。
これは本当のことなのでしょうか。

普段何気なく食べている梨ですが、
調べてみると豆知識が盛りだくさんです。
それらをいくつかまとめてみました。

梨の食感の秘密

のシャリっとした食感は、
果肉に含まれる石細胞という細胞のせい。
これは果肉内のリグニン、セルロース
シリカなどの成分が結晶化して細胞壁に蓄積され、木化したものです。

どの植物にも石細胞は存在しますが、
大体は実を保護するため、皮などに集中しています。

ですが、梨のように
果肉内に石細胞があるのは珍しいケースなのだそうです。

この石細胞は、
ただシャリシャリした食感を生み出すだけではありません。
何と、便秘解消にも良いものなのです。

石細胞は人間の消化器では消化できないため、
そのまま腸へと移動します。

そのため、便の嵩が増し、
腸管を刺激して便通を良くしてくれることがわかっています。
つまり、食物繊維と同じような働きをしてくれるということですね。

梨の健康効果

梨が便秘に効果がある理由は、石細胞だけではありません。
甘味成分の一つ、ソルビトールも腸内細菌の餌となり、
腸の働きを活発にするため便秘解消に役立ちます。

便秘解消になるということは、
便秘から来る肌荒れ、ニキビの改善にも役立つということ。

また、梨そのものには身体を冷やし、
炎症を鎮める作用があるため、
これもまた赤く腫れたニキビに効果を発揮します。

便秘つながりでもう一つ。
おやつ代わりに梨を食べるとダイエット効果があるとも言われています。

梨は便秘解消だけではなく、
カリウムによってむくみを解消してくれる効果があります。

そして、水分が多くカロリーが低い上に
例の石細胞によってお腹持ちが良く、
噛み応えがあるため少量でも満足できるからです。

また、梨に含まれるタンニンには
アルコールの分解を促進する効果があるため、
飲酒前に丸ごと1個
またはジュースをコップ一杯強(220ml)飲むと
二日酔い防止になると言われています。

梨そのものは旬があり
季節によっては手に入りませんが、
ジュースなら一年中手に入れることができますね(*^^*)

母乳が腐るという噂は本当なのか

でも、授乳中は梨を食べてはいけない、なんて言いますよね。
母乳が悪くなるとか、母乳が腐るなどという理由で、
年配者に梨を止められた経験がある人もいるかもしれません。

これは、本当だとは言い難いものがあります。

ただ、先ほどの説明の通り、
梨には身体を冷やす効果があります。
授乳中に身体を冷やすと母乳の出が悪くなるため、
そう言われるようになったのでは……という説が有力ですね。

また、梨は石細胞とソルビトールの作用で
便秘解消になると言いましたが、
食べ過ぎるとこれが腸を過剰に刺激してしまい、下痢の原因になります。

やはり、下痢などすると母乳への悪影響を考えて
授乳を中止することが多いことから、
梨=母乳を悪くする」という言い伝えができてしまったのではないでしょうか。

今では、食べ過ぎなければ母乳への影響は
無いことがわかっているので安心して下さいね。

梨の食べ合わせの良し悪し

梨は、消化を促進する働きがあるため、
肉類などと一緒に食べると良いとされています。
韓国料理ではユッケなどと一緒に食べますね。

また、二日酔い防止のために食べるなら、
大根やレンコンなどと一緒に食べるとより効果的だそうです。

逆に悪い食べ合わせですが、
例えば同じく身体を冷やす性質を持つナスやきゅうり、

スイカなどと一緒に食べると、
冷えを増強させるため、おすすめできません。
身体を冷やしたくない場合は、
身体を温める性質を持つ食材と一緒に食べるか、
梨自体を加熱して食べると身体を冷やす作用が中和されます。

もう一つ悪い食べ合わせとしては、
同じくソルビトールが豊富なさくらんぼや
プルーンなどと一緒にたくさん食べること。

これらはソルビトールが豊富なうえ、
皮ごと食べる果物のため消化が悪く、
便秘解消を通り越して下痢を起こしてしまう恐れがあります。

まとめ

の豆知識や健康効果、食べ合わせについてお伝えしました。

梨はそのままが一番美味しいですが、
たくさん頂いたときなどはお菓子や料理に活用してみてはいかがでしょうか。

健康面ではなく、味の面での食べ合わせとしては、
梨は甘味が強く水分が豊富なので、
生ハムなどと一緒に食べると塩気によって甘味が強調され、
前菜や洋酒のおつまみなどに向いたものになります。

すりおろしてドレッシングや
焼肉のタレなどに使うのもおすすめです。

また、こんなサラダに使えば、
美味しさと二日酔い防止効果が一気に得られます。

ただ、美味しいからと食べ過ぎはやはり厳禁です。
もう秋の終わりに近づき、梨の出回り期もそろそろ終わりですが、
今しか味わえない美味しさと健康効果を楽しみたいものですね。