ジャンクな飲み物の代表格とも言える、コーラ
飲むと骨がもろくなるとか、中毒になるとか、良くない迷信が尽きない飲み物です。

でも、このコーラが、冬場に大流行する食中毒、
ノロウイルス感染症の症状に効くというのです。
今回は、その理由はなぜかを解明します。

ノロウイルス感染症の主な症状

夏に流行しやすいその他の食中毒とは違い、
秋~冬に流行しやすいノロウイルス感染症。

このノロウイルスは、牡蠣などの二枚貝から感染するルートが多いため、
それらが美味しくなる秋冬に感染者が爆発的に増えるのです。

症状は、発熱と激しい下痢・嘔吐。
これらの症状は大変つらいものですが、
健康な大人なら、命に係ることなく数日でおさまります。

ウイルス性の食中毒ですから、
ノロウイルス自体を死滅させるような特効薬は現在のところ存在していません。

そのため、ウイルスを出し切ってしまうのが完治までの近道となるのです。
ということは、下痢も嘔吐も止めず、
我慢し続けるのが一番の治療法ということになりますね。

ですが、症状が激しく出ている間は水分を排出し続けている状態ですから、
脱水症状になる恐れもあり、油断は大敵です。

ノロウイルスとコーラ

今、巷でノロウイルスにはコーラが一番の飲み物だという意見が飛び交っています。


「もやしもん」という、
微生物をテーマにした漫画で取り上げられたのが、
ネット上で広がったきっかけのようです。

確かに、欧米では感染性の胃腸炎にはコーラやセブンアップなどの
炭酸飲料が良いと言われています。

日本人の感覚だと、「お腹の調子が悪い時に炭酸?」と
躊躇してしまいそうですが、実はこれは、理に適った飲み物なのです。

まず、炭酸が胃腸を適度に刺激し、
不快な吐き気やお腹の痛みを緩和します。

そして、ビタミン、ミネラルやカロリーなど、
摂取しておきたい栄養成分が含まれていること。

この、「不快感を緩和する」という作用は、
同じく甘くて美味しいスポーツドリンクには無い効果のため、
ノロウイルスに限らず、欧米で急性胃腸炎を医師に診せると、
炭酸飲料を飲むように勧められるのです。

ただ、水分補給を目的にがぶがぶと飲んでは、
逆に胃腸への負担が大きくなってしまう場合もありますので、
水分補給はスポーツドリンクや経口補水液をメインにして、
コーラなどの炭酸飲料は、気分がすぐれない時に一本飲む程度にしましょう。

なぜ「コーラ」なのか

しかし、炭酸飲料ならどれでも良いということでなく、
なぜコーラが良いとされているのでしょうか。

少なくとも、日本で愛されているペプシコーラとコカ・コーラには、
以下のような理由が考えられます。


参照:http://item.rakuten.co.jp/

ペプシコーラは発売当時は消化不良の治療薬として発売されたものを前身とし
当時は消化酵素のペプシンを含む配合だったそうです。

現在は、嗜好飲料という要素が強く、ペプシンは含まれていないようですが、
それでも欧米では、胃腸に良い飲料として支持されているのです。

 


参照:http://item.rakuten.co.jp/

また、コカ・コーラは、詳しいレシピは秘密とされていますが、
香料として、ハーブ類をアルコールで抽出したものが含まれています。

そのハーブの中に、健胃作用があり、漢方の生薬として用いられるナツメグ、
炎症を緩和し、体内の毒素を排出すると言われるコリアンダー、
やはり健胃作用があるシナモンなどが含まれているので、
それらの薬効が、胃腸炎に作用しているのかもしれません。

あくまで、公式にレシピを公開しているわけではないので、
推測の範囲を出ませんが、コーラが嗜好飲料としてだけでなく、
胃腸に良いと言われている理由は、なんとなくわかりますね。

ペプシコーラの詳細はこちら
コカコーラの詳細はこちら

まとめ

2015-10-12c

いかがでしたでしょうか、
コーラがノロウイルス感染症に良いとされる理由についてご説明しました。

胃腸炎の時には、お腹に優しいものしか
食べたり飲んだりできないという印象が強いですが、
あんなに爽快で刺激的なコーラに、
意外な効き目があるというのは驚きですね。

ですが、何事も飲み過ぎは禁物です。
コーラが良いからと、胃腸炎の症状がある間中、
何本も飲み干すようではいけません。

さすが量が多いと、疲れた胃腸がさらに参ってしまうことになります。

また、少量飲むのだとしても、
いつものようにキンキンに冷えたものを飲むのも、おすすめはできません。

身体を冷やすことになり、体力が戻りにくくなるからです。

しかし、ながら、確かに胃腸の不快感が消える飲み物、コーラ。
これからのノロウイルスシーズンに備えて、
ストックしておくと良いかもしれません。