最近の日本人は一般的にリノール酸などの
オメガ6系の植物性脂肪の過剰摂取状態になっていて、
それが身体に悪い影響を与える事が問題になっています。

その偏った栄養素摂取状態を改善する為にオメガ9系のオリーブオイルと、
中鎖脂肪酸のココナッツオイルやパームオイルを利用すると良いと言われています。

オリーブオイルの効能とは?

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一般的に利用されている植物油の多くはコーンやサンフラワーです。
これらはオメガ6系の脂肪酸で、
酸化しやすく発がん性を高め、免疫力を弱めるとされています。

一方でオリーブオイルはオメガ9系の脂肪酸で、
酸化しにくくLDLコレステロール値も下げるという優れた効能を持っています。

更にはオリーブオイルの持つ抗酸化性能は、
身体の老化を防ぐ効果もあります。

一般的に利用されるオメガ6系の植物油が
発ガンリスクを抱えている事を考えると、
調理用の油も出来るだけオリーブオイルに変えていきたい所です。

そんなオリーブオイルには
エキストラヴァージンオイルとピュアオイルという種類があり、
健康に良いとされるオレイン酸を多く含んでいるのは、
エキストラヴァージンオイルの方になります。

分かりやすく言うと、エキストラヴァージンオイルは生搾りであり、
ピュアオイルは精製オイルなのです。

ただ、品名がエキストラヴァージンオイルとなっていても
内容が伴っていない物もあるようなので、
信頼出来るメーカー品を購入するようにしましょう。

中鎖脂肪酸とは?

身体のエネルギー源として使用される飽和脂肪酸には
短鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸、そして長鎖脂肪酸があります。

この分類は炭素と水素と酸素が結合する物質である脂肪の、
炭素の結合の長さによって分類されています。

短鎖脂肪酸はそのほとんどが腸内の乳酸菌によって
発酵の段階で作られる物なので乳製品などによる二次的な摂取となります。

つまり短鎖脂肪酸は身体に良い脂肪酸なのですが、
油としての摂取は出来ない栄養素となります。

長鎖脂肪酸は体内に蓄積される割合が高く、肥満の元とされています。
とは言え食用油や動物性脂肪のほとんどはこの長鎖脂肪酸なので、
避けるのが難しいのも確かです。

体内に蓄積される事から発がんを誘発する性質の物を摂取すると
リスクが高い為注意が必要とされています。

中鎖脂肪酸はココナッツオイルやパームオイルなどで、
摂取するとそのまま消化されてエネルギーに変わる為、
蓄積される事がなく、また、蓄積された脂肪の燃焼を促すので
脂肪燃焼効果も期待出来るというダイエットには嬉しい特徴を持っています。

発がん性を下げる組み合わせ

現在最も摂取されている食用油が発がん性リスクの高い
オメガ6系の食用油であるという事が世界的に問題となっていて、
発がん性を下げる油の摂取方法が考えられています。

その中で最も発がん性リスクを下げる組み合わせとして
注目されているのが中鎖脂肪酸とオリーブオイルの組み合わせです。

身体に最も良いのが中鎖脂肪酸である
ココナッツオイルやパームオイルですが、
栄養素として長鎖脂肪酸も摂取する必要があります。

その長鎖脂肪酸としてオリーブオイルを利用する事で、
最も発がん性の低い食用油の摂取が可能となるのです。

つまり最強タッグという訳ですね。
油というととにかくダイエットの敵であると考えられがちですが、
栄養素としては大切な存在で、摂取しないと身体のエネルギーが足りなくなってしまいます。

摂取しても太らないこの組み合わせは、
ダイエット的にも最強のものと言えるでしょう。
お医者さんの呟きではガンそのものを抑制する事も出来そうな感じです。

家計に優しくない組み合わせ

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とは言え、この組み合わせは
家計に優しくない組み合わせである事は間違いありません。

ココナッツオイルもオリーブオイルも一般的な油に比べたら高いですよね。
また、このどちらも成分的な規制が無いので
信頼出来ない安い製品を買うと粗悪品を掴まされて意味が無い事になってしまいかねません。

ただ、イタリアの本場の人によると、
オリーブオイルのエキストラヴァージンオイルは生で使用するものであり、
調理には精製されたピュアオイルの方を使うのだそうです。

エキストラヴァージンオイルは火の通りがあまり良くないんだとか。
さすが本場です。

そこで成分的には少し落ちるけど
お値段的には優しいオリーブオイルのピュアオイルを調理用に、
エクストラヴァージンオイルはドレッシングに、
中鎖脂肪酸のココナッツオイルはお菓子などに使うのが丁度良いのではないでしょうか。

更に油は酸化するとたちまち危険な物質になるので、
出来るだけ小分けに買って短期間で使い切る事が大切です。
もったいないからと酸化した油を何度も使ったりしないようにしてくださいね。