嘔吐下痢症とは、その現象を言い当てた病名で、
嘔吐と下痢を繰り返すというものです。

嘔吐の原因、また下痢の原因の多くは急性でウイルス性や細菌による胃腸炎です。

体内に入った異物である、
ウイルスや細菌を身体の外に出してしまおうとする、自然の防衛反応といえます。

放っておけない脱水

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しかし、放っておくと必要以上に嘔吐や下痢を繰り返し、
他の身体の機能を失い生命の危険にさらされることもありますので注意が必要です。

代表的なものとして脱水があげられます。
これは人間が生きていく上で必要な水分さえも、
嘔吐や下痢で体外に排出してしまうというものです。
体内に水分を補給してやらなければなりません。

いざとなったら点滴で

通常、水分は口から水やお茶、ジュースなどを飲んだり、
食べ物を食べた時に食べ物に含まれた水分で補われて行くわけですが、
嘔吐下痢症の場合、それを受け付けず食べたもの、
飲んだものをはき出してしまう、うまくお腹に入ったかなと思っても
すぐに下痢をしてしまうということで、水分がうまく補給できません。

そうなると、水分とともに嘔吐や下痢で補給できなかった、
また奪われた栄養分や電解質を点滴で体内へ補給するという手法しかなくってしまいます。

長くなるケースも

嘔吐下痢症の原因である、
ウイルスや細菌を体内でやっつける方法がある場合は、
抗ウイルス剤や抗菌剤を投与し、
嘔吐や下痢を止めていく治療がとられますが、
それがない場合は身体の外にウイルスや細菌が出るまで嘔吐、下痢を止めることができません。

止めるとそれだけ体内にウイルスや細菌を体内に留めることになってしまうからです。

そうなれば、口からの(経口)水分や栄養分の補給できない期間が延びることになります。

自宅での対策

急性期は入院して点滴治療というとこになりますが、
入院まで行かない程度の場合や入院後症状が落ち着いてくれば自宅で治療となります。

ものが十分食べられませんから、
胃腸に負担が少なく水分をたっぷり含んでのどごしがよい食事、
おかゆやスープ、プリンやゼリー、摺り下ろしたリンゴなどが重宝されます。
その際、栄養ドリンクを利用するという方法も1つの選択肢となるでしょう。

栄養ドリンクという選択も

栄養ドリンクといわれるものにはどんなものでしょうか?
頭に浮かぶものとしてテレビCMで流れる「ファイト一発」とか
「24時間戦えますか」とか、何かしら飲むと元気が出るようなイメージがあります。

そもそも栄養ドリンクとはどんなものをいうのでしょうか?
ウィキペディアでは「栄養ドリンク(えいようドリンク、英: Energy drink)とは、
肉体疲労時の栄養補給などを目的で販売されている飲料である。ドリンク剤とも呼ばれる」
と規定されています。

タイプ分けると、医薬品、医薬部外品、そして清涼飲料水となっています。
最近は「特定保健食品」というジャンルができ、
何に対して有効なのか見つけ出すのが大変というとこではないでしょうか。

栄養ドリンクの使用法

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嘔吐下痢症時に使用するものとしては、水分補給が良くできるもの、
スポーツドリンクといわれる吸収が良くなるようになったもの、
電解質が失われていますから補給できるもの、
栄養がとれずにいますから、栄養補給となるものと考えて選んで行くと良いでしょう。

注意したいことは、栄養ドリンクといわれるものの中には
飲んだ時の爽快感を出すためにアルコールやカフェインなどの刺激物が入っている場合があります。

弱っている胃腸には良くありませんので避けるようにし、
ノンカフェインと書かれたものを選んでくださいね。
味がきついものも少なくありません。

その場合は他のものと割る、水で薄めるという方法もあります。
通常冷たくして飲むものも人肌に温めるなどすると
お腹にやさしく吸収も早くなる場合もありますので、工夫してみましょう。

また、レモンなどの果物、
果汁と蜂蜜、塩、酢等で手作り栄養ドリンクをつくることもできます。