あなたは、ペクチンという言葉を知っていますか?
ペクチンとは果物や野菜に含まれている食物繊維の一種です。
これらはとろみを出す性質があり、ジャムなどのとろみを出す役割があります。
もしあなたが自分でジャムを作ってみて、
市販のようなとろみがでないとお悩みであれば、それはペクチンを
有効活用できていないことが原因でしょう。
今回はそんなペクチンを有効活用した美味しいジャムの
作り方についてご紹介していきたいと思います。
また、ペクチンは体内のセシウムを排出する働きがあるともいわれています。
原発事故以後、放射能は私たちの身近な問題となってしまいましたが、
本当にペクチンにそんな役割があるのでしょうか?
ペクチンとは?
ペクチンとは野菜や果実に多く含まれている高分子多糖類で、
食物繊維の一種です。
ペクチンには不溶性と水溶性の 2 種類があり、不溶性のペクチンは
未熟な果実に含まれており、熟するにつれて水溶性となるといわれています。
ジャムになぜとろみがあるのだろうと考えたことはありませんか?
ジャムのとろみのもとは、フルーツに含まれるペクチンです。
ペクチンをとろとろにするには「加熱」「砂糖」「酸」の 3要素が必要です。
ペクチンを利用してとろとろのジャムを作ろう!
自家製ジャムを作ってみたけれど、とろみが出ないというあなた、
おいしいジャムを作るこつはペクチンにあります。
今回は柚子と砂糖を使ったおいしいジャムの作り方について
ご紹介していきたいと思います。
材料
柚子、砂糖
作り方
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柚子を水洗いし、皮と中身をわける
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皮をボールにいれ、ボールに水をいれて一晩漬ける
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一晩経ったら皮を取り出し、白い部分をスプーンなどで取り除く
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実を搾り機で搾って果汁を抽出する
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搾りカスを鍋に入れて数分煮込む
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5.でとれた汁を別の容器に移す(これがペクチン
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3.の皮を千切りにし、鍋に入れて煮込む
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なにも入っていない鍋に少しの水と、4.6.7.の果汁とペクチンと皮をいれて煮込む
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沸騰させながらアクをとる
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砂糖 250g を沸騰している鍋に入れる
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30~40 分中火で煮込む
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完成!
ポイントは9.のアク取りです。アクをこまめに取らなければ
透き通った綺麗なジャムにならないようです。
また、煮る時間が長すぎたり火が強すぎたりすると果実本来の色に
焦げ目がついてしまうことがあるのでご注意ください。
こうやってペクチンを使ってジャムを作ると、
果物と砂糖だけで美味しいとろとろのジャムが出来上がります。
逆にペクチンを含んでいないフルーツを使うと
とろみが出ないジャムが出来上がってしまうようです。
ペクチンを豊富に含んでいるフルーツは以下の通りです。
- りんご
- みかん
- 柿
- すいか
- いちご
- もも
- 洋梨
- さくらんぼ
- スターフルーツ
- アプリコット
これらのフルーツはペクチンを豊富に含んでいるので、自家製ジャムを作るのに適しています。
カフェ風のお洒落なジャムの出来上がり?!
ただの瓶でもこだわってみると、お友達が来た時にも可愛くおもてなしができますよね。
ペクチンが放射能対策に!?
2011 年の東日本大震災で原発が爆発し、現在でも放射能に対する対策が
練られていますが、ペクチンがそれに有効だという意見が出ているようです。
ペクチンが体内の放射能を吸収し、便や尿に混ぜて排出してくれるのだとか・・・
しかしこの意見には専門家の間で賛否があるようです。
どうやら体内の放射能を確実に排出してくれるという確証は
ないみたいですね。
まとめ
今回は果物や野菜に含まれているペクチンについて
ご紹介しましたがいかがでしたか?
ペクチンはジャムを作る上で、非常に大切な成分です。
ペクチンを有効活用して是非おいしいジャムを作ってみてください。
また真偽は定かではありませんが、
ペクチンはセシウムを排出する機能があるという説もあります。
放射能の体内蓄積が気になるという方は、
ペクチンを含む食物を食べるようにするのもよいのではないでしょうか。
こういう事は、事前に対策して損をすることはないですよね。