ペクチンと呼ばれる植物由来の天然多糖類に関する知識と詳細を徹底解説!

あらゆる果物や野菜に含まれていることで知られるペクチンの効能や特徴について正しく把握しよう。
ペクチンという言葉の由来についても言及!
ペクチンに含まれる栄養素とその健康効果に関する正しい知識を身に付け、
成人病の予防や健康維持に役立てよう!

適切な摂取量についても知っておきましょう!

ペクチンってどういうもの?

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今話題の栄養素として注目されているのが「ペクチン」と呼ばれる、
ジャムなどに使用されている成分です。

ペクチンは植物の細胞壁を構成する成分として一般的に知られていますが、
セルロースなど他の成分と結合しやすいという特性を持っていて
植物細胞をつなぎ合せる役割」を担っています。

天然の多糖類として知られるペクチンはあらゆる果物や野菜などの植物に含まれており、
ゲル化作用を持つ成分としてヨーロッパ諸国では古くからジャムを製造する際に利用されてきたという歴史があります。

ペクチンという言葉はギリシア語の「ペクトス(硬い)」が由来となっており、
1820年半ば頃にフランス人のアンリ・ブラコノーという人物によって名付けられました。

量的な差異はありますが、ペクチンはあらゆる植物に含まれているので
煮詰める」ことによって簡単に抽出することが出来ます。

果物や野菜などを煮込むと含まれているペクチンが水に溶け出してきますが、
これに糖分を加えると果物や野菜に含まれる「」と反応し合ってゼリー化(ゲル化)します。

このゲル化したものが一般的に知られている「ジャム」や「フルーツゼリーソース」です。

ヨーロッパでは昔からこのペクチンを抽出するために
「りんごの芯」などを伝統的に使用してきましたが、
現在でもフルーツジャムやソースを作る際はペクチンを多く含む果実や野菜が使用されています。

ペクチンの用途やその効果について

現在でも多くの食品に用いられているペクチンですが、
工業生産が始まったのは最近になってからの話です。

数十年前からヨーロッパ諸国やアメリカではペクチンの工業生産が始まり、
工場内で乾燥させたりんごや柑橘類の皮などからペクチンを抽出する作業が行われています。

そこで抽出されたペクチンはさまざまな食品に添加する用途で販売されますが、
主にゲル化剤安定剤増粘剤として私たちが普段から口にしている多くの食品に使用されています。

最近では食品分野だけでなく、
栄養補助食品や医療品などの分野にまで用途を広げつつあるペクチンは、
今もっとも注目されている栄養素のひとつです。

ペクチンは水に溶けるタイプの「食物繊維」として知られていますが、
その特性は私たち人間の健康を維持するために役立てられています。

たとえばペクチンには整腸作用が認められているので、
下痢や便秘を予防するためのサプリメントや医薬品に添加されています。

ペクチンそのもののサプリもあります。

また、ペクチンは血中のコレステロールを下げる作用を持っており、
中でも悪玉コレステロールとして知られる「LDL」を下げる働きがあるので
動脈硬化」や「心筋梗塞」、「糖尿病」を予防するための
医薬品やサプリメントの開発に役立てられています。

効果的な摂取量は一日2グラム程度です。りんごだと丸ごと1個くらいです。
これなら無理なく摂取できますね。
食べ過ぎると、逆に必要な栄養分を逃してしまう可能性があるので
摂取目安を守るように心がけてください。

ペクチンを多く含む食品について

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さまざまな健康効果を持つことで知られるペクチンですが、
世に存在するほとんどの植物に含まれているのでその抽出は比較的、簡単だと言えます。

ペクチンはあらゆる植物に含まれていますが、
特に多く含む食品として知られているのが「りんご」や「いちご」、
「柿」や「プルーン」、「オレンジ」などのフルーツ類です。

また、このほかにも「みかん」や「桃」、
「オクラ」などにペクチンが多く含まれていることが分かっています。

ペクチンにはコレステロール値を下げる効果があるので、
最近肥満が気になっていたり食べ過ぎを自覚している人は
先に述べたフルーツ類を多く摂取するように心掛けることが大切です。

また、ペクチンには摂取量に気をつければ糖尿病を予防する働きもあるので、
甘いものが好きな人はお菓子を止めてフルーツ類を多く食べるように心掛けることで、
効果的に糖尿病を予防することが出来ます。

また、ペクチンは水に溶けるタイプの食物繊維なので「便秘」の改善にも効果的です。
便秘でお悩みの方はペクチンを多く含むフルーツをたくさん食べることで、無理なく便秘改善を目指せます。