私たちが日頃何気なく食べている食品
ホスホリパーゼと呼ばれる物質が含まれているのをご存知でしょうか。

このホスホリパーゼには脂肪を分解する効果もあるというので
ダイエット効果も期待されていますが、多くの人が存在すらも知らないと思います。

そんな知られざるホスホリパーゼについて、説明していきたいと思います。

ホスホリパーゼとは?

ホスホリパーゼは、こちらの動画でも説明されているように
リン脂質を加水分解する酵素になります。

リン脂質は『レシチン』とも呼ばれていて、
記憶力や学習能力、肝機能を高める効果、美肌効果があり、
アルツハイマー病や認知症予防、動脈硬化などを予防してくれます。

このリン脂質を効率良く分解してくれるのが、ホスホリパーゼです。

なぜ、ホスホリパーゼが食品に使われているのかというと、
リン酸から生成したリゾレシチンがpHや
温度変化に対して安定した乳化性に優れていて
さらに、カルシウムやマグネシウムなどの金属イオンの影響も
受けないという特性を持っているからなのです。

つまり、ホスホリパーゼは優れた特性がある
リゾレシチンを製造するため、
食品の品質維持や油脂の精製、小麦の物性改良に使用されているのです。

また、レシチンを含む衣類や食器の汚れ、
化粧品などに対する洗浄にも効果が期待できるとされています。

ホスホリパーゼが含まれている食品

具体的に、どんな食品にホスホリパーゼが含まれているのか
紹介していきたいと思います。

まず、先述したリゾレシチンを製造するために、
大豆レシチンや卵黄レシチンにホスホリパーゼを作用させます。

その結果できたリゾレシチンは、
天然の優れた乳化剤・界面活性剤なのでマーガリンやチョコレート、
アイスクリーム、マヨネーズ、コーヒーホワイトナーなどに使用されています。

他にも、大豆油や菜種油などの粗原油にホスホリパーゼを作用させて
不純物であるレシチンを効率良く分解することで、
油脂から分離させる目的にも使われています。

さらに、ホスホリパーゼは小麦に含まれているレシチンを
リゾレシチンに変え、たんぱく質やでんぷんと結合させ、
グルテンの網目構造の形成を助けることもできるので、
パン生地や麺生地にも添加されることがあります。

世界一栄養がない野菜であるきゅうりに含まれている

ここ最近明らかになったことですが、世界一栄養がない野菜として
ギネスブックに載っている『きゅうり』にホスホリパーゼが含まれているというのです。

ホスホリパーゼは、食事から摂取すると脂肪を燃焼してくれます。

この効果を利用してきゅうりを食べて痩せるという
『すりおろしきゅうりダイエット』と呼ばれるダイエット法が一時期話題になりましたよね。

なぜすりおろすのかというと、
酵素を外に出すために食材の細胞膜を破壊することで、
普通に食べるよりも数倍もの酵素を摂取することができるようになるからなのです。


余談ですが、きゅうりダイエットでは他にもこのような効果があるそうです。


すりおろしきゅうりってなんだかマズそう。。。
でも、おろしで味って大きく変わるんですよね。

ちょっとだけいいものを使って質を上げましょう(*^^*)

まとめ

今回は、ホスホリパーゼが食品の品質維持に役立っているということで
ホスホリパーゼを使用した食品や含まれている食材などについて詳しく説明してきました。

ホスホリパーゼという名前は初めて聞きましたが、
今まで食べていた食品に当たり前のように含まれていて、
私たちの生活の役に立っているということを知ってとても驚きました。

また、美と健康に効果のあるレシチンを
効率良く分解してくれるということで
女性にとって非常に有り難い酵素だということが分かりましたね。

最後に、今までホスホリパーゼは、
マムシやハブなどの猛毒、豚などの動物の膵臓
キャベツなどから抽出されていたのですが、
きゅうりにも含まれていることが分かったので、
これからきゅうりのホスホリパーゼが様々な食材に
利用されるのではないかとその実用化に期待が持たれています。