ダイエット・体質改善等に効果がある「ローフード」では、
よくナッツ類を使います。
でも、ピーナッツは「ローフード」では、ないそうです。
今回は、何故ピーナッツが「ローフード」ではないのかを説明します。
ローフードって何?
よく「スローフード」と勘違いされますが、
全く別物ですので間違えないで下さいね。
自分の育った地域の食文化を大切にして、
伝統的な昔ながらの食事をしましょうと云うのが「スローフード」です。
「ローフード」は、食材に含まれている「酵素」を無駄なく摂取することで、
体質改善などを目的にした調理方法で、「酵素」が破壊されないように加熱しないか、
48度以下の低温調理したものを食べる事を言います。
基本「生」なローフード
アレルギーを始め、様々な体調不良は酵素不足から起こっていると考え、
不足している「酵素」をきちんと摂取するために考えられたのが、
食材を加熱せずに「生」で食べるか
48度以下で調理して「酵素」の破壊を最小限に抑える
「低温調理」で作ったものを食べるか。
このことをローフードといいます。
「ローフード」では、「低温調理」もしますが、基本は「生食」です。
ピーナッツが「ローフード」ではない理由
「ローフード」の食材は果物・野菜・魚・ナッツ類です。
米や豆類、肉類はNGとされています。
ピーナッツですが、
名前に「ナッツ」と付いているのでナッツ類と思われるかもしれません。
ですが、和名は「南京豆(なんきんまめ)」といい、
マメ科ラッカセイ属の一年草の種子で、立派な「豆」なんです。
「豆」の一種であるピーナッツには、炭水化物とタンパク質が沢山含まれている為に、
消化に時間がかかり「飽和脂肪酸」が多い為に身体に悪い事からNG食材になっています。
「ナッツ」類の食べ方ルール
「ローフード」の食材は、果物や野菜などの消化に良い食材が殆どです。
逆にいえば、腹もちがあまり良くありません。
食事をしても、すぐにお腹が空くのでは、
ダイエットを目的にされている方にとっては大きな問題になります。
それを解決してくれるのが、腹もちの良いナッツ類です。
ですが、ナッツ類はきちんとルールを守って食べないと
効果が半減したり、時には身体に悪い作用が働く可能性があります。
ですので、ナッツ類を食べる時のルールを説明します。
①アーモンド・くるみは渋川を剥いて食べる
渋皮には「タンニン」が含まれていて、鉄分の吸収を阻害してしまうからです。
・アーモンドの食べ方
水に12時間浸したのち、熱湯に1~2分漬けて渋皮を除去してから食べる
・くるみの食べ方
見時に1~2時間浸したのち、熱湯に1~2分漬けて渋皮を除去してから食べる
何故、水に浸すかと云うと、
ナッツ類はそのままでは、酵素の吸収を阻害する「酵素抑制因子」が働いたままなので、
そのままでは折角の酵素が吸収出来ませんので、
水に浸して「酵素抑制因子」を取り除く必要があるのです。
そのほかのナッツ類の見時に浸す時間の目安としては、
ゴマ、ひまわり、カボチャは4時間、松の実は浸さなくてもOKです。
熱湯に1~2分漬けるのは、渋皮を摂りやすくするためです。
生のナッツ類の困ったこと
「ローフード」ですので、勿論ナッツ類も「生」で食べます。
渋皮についた「酵素抑制因子」を取り除く為に水に一定時間浸した後に食べる訳ですが、
正直歯触りも、味も決して「美味しい」とは言えません。
水に浸したあとに、一度乾燥させて食べれば問題はクリアされるのですが、
天気が良く気温が高いと、すぐに腐ってしまいます。
まとめ
アーモンド好きの私としては、ナッツ類は絶対にはずせません。
何よりも、ナッツ類を摂らないと、食事の後でも満腹感が感じられずに、
「なんとなく、落ち着かない」空腹感を感じるからです。
ですので、私は低温食品乾燥器「デイハイドレーター」で、
水に浸した後のナッツ類を、乾燥させてから食べています。
低温食品乾燥器「デイハイドレーター」は如何でしょうか?
少しお高めですが、これで生のナッツやドライフルーツを自宅で作ることができますよ。
どんなに身体に良い食材や食事方法でも、美味しくなくては長続きしません。