感染性胃腸炎の一つである、ロタウイルス感染症。

嘔吐と下痢が続くこの病気は、何よりも水分補給が肝心。
水分補給と言えば、
ポカリスエットなどを始めとするスポーツドリンクですが、
これは実はあまり良くありません。

今回は、ロタウイルス感染症と、
感染時の水分補給についてご説明します。

子供はロタウイルス感染症にかかりやすい

2015-12-19b

生後半年〜2歳の間に、
必ず一度は感染すると言われているロタウイルス。

小さな子供は体力がありませんので、
ちょっとの下痢や嘔吐でも周囲の大人は本当に心配になりますよね。

なぜ、小さな子供に感染しやすいのかと言うと、
それは大人に比べて免疫力が弱いせいです。

出生直後〜半年の間は、お母さんから貰った免疫がまだ生きているため
ロタウイルスを始めとする感染症にはかかりにくいのですが、
免疫が切れる生後半年以降は、ガクッと感染症に弱くなってしまいます。

子供は身体が小さく、
体液の量も大人とは比較にならないくらい少ないです。

そのため、下痢や嘔吐が続くと簡単に脱水症状を引き起こし、
命取りになることだって十分にあり得るのです。

ロタウイルス感染症の子供にスポーツドリンクはダメ

子供が脱水症状にならないためにはもちろん水分補給が肝心なのですが、
こんな時に普段飲ませているからと、ジュースなどを飲ませてはいけません。

例え液体でも、糖分や酸が強いものは胃腸への刺激になり、
吐き気を催すことになってしまいます。

また、大人が風邪を引いた時、
水分補給としてポカリスエットやアクエリアスなどの
スポーツドリンクを飲んだりしますよね。

それと同じ感覚で、ロタウイルス感染症の子供に
スポーツドリンクを与えるのも、あまりおすすめできないことなのです。

なぜかと言うと、
スポーツドリンクには思いのほか電解質が少ないからです。
スポーツドリンクには、ジュースに比べて
ミネラル類が豊富だという印象がありますが、
それは、スポーツなどで汗をかいた分を補給できる程度のもの。

吐いたり下痢したりが続いている場合は、
もっとたくさん電解質を摂らなければ、すぐに脱水症状になります。
脱水症状とは、水だけが不足しているのではなく、
電解質不足も重なって起こる症状なのです。

嘔吐と下痢が続いている場合は、経口補水液を


参照:http://item.rakuten.co.jp/

では、ロタウイルス感染症の際には
どんな飲み物を飲めばよいのかと言うと、それは「経口補水液」というものです。

これは、簡単に言うと、
水に砂糖と電解質を溶かしただけのものなのですが、
ジュースなどの嗜好飲料とは違い、
身体に必要な電解質をバランス良く配合し、脱水症状対策に特化して作られています。

嗜好飲料ではない分、ジュースやスポーツドリンクよりも
飲みやすさは少し劣りますが、
それでも、子供が飲めないような味ではありません。

今では、ペットボトルに入ったものが
ほとんどのドラッグストアに置いていますので、常備しておくと安心ですね。
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もし、ドラッグストアに買いに行く暇もないという緊急時なら、
自作するという方法もあります。

こちらの動画には、水と砂糖、
食塩、そしてレモン汁で作る方法が紹介されています。
この経口補水液ではナトリウムしか摂れませんが、応急処置には使えるはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ロタウイルス感染症時の水分補給のお話を中心に、ご説明しました。

ロタウイルスに限らず、
感染性胃腸炎はかかった人にしかわからないつらさがあります。
ですから、自分の病状を説明できない小さな子供の場合は、
大人がみてあげるしかありません。

また、子供が自発的に水分を欲しがるわけではないので、
嫌がっても何とかして飲み物を飲ませたりする必要もあるため、
看護にあたる人の心配と苦労は、計り知れないものがあります。

子供の病気は、あっという間に悪化することが多いと言われています。
ロタウイルス感染症の悪化を防ぎ、
そして少しでも早く回復させるために、
事前に病気の知識を細かなところまで付けておくと、
もしもの時に必ず役立つはずです。