脂肪分解酵素という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
文字通り脂肪を分解する酵素なのですが、これを摂ることによって健康に良い効果があるそうです。

体内で作り出すことができる酵素ですが、天然の食べ物からも摂れるのだとか。
今回は、脂肪分解酵素と食べ物についてのお話です。

脂肪分解酵素とは

脂肪分解酵素とは脂肪をグリセリンと脂肪酸に分解してくれる酵素で、
リパーゼ」という名前で呼ばれます。

これは、膵臓で合成できる酵素のため、
意識して摂らなくても身体は脂肪を分解してくれるのですが、
年齢とともに分泌量が減り、体内で作られるものだけでは脂肪を処理しきれなくなります。

そうなると、食べた脂肪が残ってしまい、胃もたれするなどの悪影響が出ます。
血中のリパーゼは多ければ多いほど良いというわけではなく、
健康診断でリパーゼ値が高い場合は、膵炎や膵臓ガンが疑われるそうです。

でも、リパーゼが高いせいで身体に害が出るのではなく、
膵臓が正しく働かなくなることでリパーゼ値が上がるというだけなので、食品から摂る分には問題ありません。

また、リパーゼは体脂肪を分解する働きも担っているため、
有酸素運動時の脂肪燃焼効率を良くする効果もあります。
運動中心のダイエットには重要な役割を果たす酵素なのです。

ダイエットと言えば、最近では、このリパーゼの働きを阻害させて
脂肪を分解させずに排出するサプリメントやお茶などが流行しているようです。

確かに、脂肪を吸収しなければ簡単にカロリーカットができますが、
脂肪はある程度は摂るべき栄養素なので、その吸収自体を阻害するのはあまり健康的ではないという意見もあります。

食品から摂るなら何をどんなふうに食べればいい?

脂肪分解酵素を含む食品を油ものと一緒に食べると胃もたれしにくくなります。
果物だと、イチゴ、さくらんぼ、プラム、オレンジ、グレープフルーツ、みかんなど。

また、それ自体に脂肪が多いですが、アボカドにも含まれます。
野菜だと大根が有名ですが、
そのほかにもキャベツやほうれんそう、ピーマンやパプリカ、人参やきゅうり、トマトなどにも含まれています。

脂肪分解酵素目的で摂るなら、これらの野菜・果物は生食が基本です。
火を通してしまうと、酵素は熱で失活してしまうからです。
生野菜サラダやフレッシュフルーツとして食べると良いですね。

こちらのように数種類を組み合わせてスムージーにすると、酵素も摂れてお手軽ですよ。
朝の忙しい時間に重宝しそうです。

ところで、酵素が含まれる果物として有名なバナナの名前がありませんよね。
バナナに含まれるのは脂肪分解酵素ではなく、糖質を分解するアミラーゼの方です。
胃もたれ対策にバナナを食べるのは間違いということになりますね。

今すぐ摂りたい!という人には

脂肪分解酵素を摂るために、野菜や果物を洗って、剥いて……というのが面倒くさいという人もいますよね。

そんな人は、サプリメントやドリンク剤に頼るのが手軽で良いと思います。

サプリメントは、日本で作られているものなら「強力わかもと」や、
医薬品に分類されますが「太田胃散」などがあります。

輸入品だと、複数の消化酵素が摂取できるNOWの「スーパーエンザイム」が有名ですね。

ドリンク剤なら、酵素ダイエットに使われる酵素ドリンクにも含まれています。
たくさんのメーカーから発売されているので、飲みやすいものを選ぶと良いですね。

これらを飲む場合は、リパーゼ阻害作用のあるサプリやお茶と併用しないように気を付けて下さい。
これらを一緒に摂ると、せっかく摂取したリパーゼが効かなくなってしまいます。

酵素の効果についてはこちらの記事もご参考に!

まとめ

いかがでしたでしょうか。
脂肪分解酵素と食品についてご説明しました。

もし、有酸素運動時にリパーゼの働きを良くしたいなら、
コーヒーなどからカフェインを摂取してから運動すると良いそうです。
また、軽く筋トレしてから有酸素運動に臨めば、より酵素の働きが良くなるとも言われています。

消化を助けて吸収しやすくする作用と、
ダイエットで消費しやすくする作用は真逆のように思えますが、
どちらも脂肪分解酵素の働きによるものです。

年齢と共に消化能力が落ちてきたという人も、
運動で健康的に脂肪を落としたいという人も、
これからは脂肪分解酵素を意識してみると良いのではないでしょうか。