水仕事を毎日行う主婦に多い手湿疹
手湿疹になってしまうと、手を使う仕事をすれば痛みが走り、
更に症状が悪化するので家事や仕事が出来なくなって困ります。

そんな手湿疹の治療にビオチンが有効と言われています。
ビオチンは人体に必須の水溶性ビタミンで、
欠乏すると免疫が衰えたり、抜け毛になったりします。

またアトピー患者もビオチン不足であると言われています。

手湿疹の原因は?

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手湿疹の原因は水仕事や手に刺激を受け続ける事によって
手の皮脂が減少し、乾燥してバリア機能が消失、
刺激に敏感な人ほど炎症を起こして手湿疹になりやすいという事がその原因です。

乾燥によって悪化するので、
冬に悪化して夏に沈静化する事が多いようです。

この手湿疹の原因がビオチン不足と言われるのは、
ビオチンが炎症を沈める役割を持っているからです。

ビオチンは人体では合成出来ず、
腸内細菌がわずかに合成しているだけで、
そのほとんどが外部摂取、つまり食物による摂取に頼っています。

ビオチンはレバーや卵黄、大豆類に多く含まれ、
大体卵5個分の卵黄に含まれる量が成人一日の必要摂取量です。

まず不足する事はないと言われてきたビオチンが
最近は不足しがちだと言われています。

手湿疹やアレルギー性炎症を発症する人の多さも
それが関係していると考える人も多いようです。

なぜビオチン不足になるのか?

今まで、ビオチン不足になるのは、特殊な場合に限られていました。
生の卵の白身を大量に摂取する人、透析治療を長年受け続けている人、
特殊な薬剤を長年服用している人などです。

しかし、最近はダイエットなどで食事制限を行い、
その為にビオチン不足に陥っている人もいるようです。

卵を毎日食べているけど、卵かけご飯で食べているという人、
納豆に生卵を掛けて食べる人の場合も白身によって吸収が阻害されるので
掛ける場合は白身は避けて掛けてください。

うまくビオチンが摂れていない可能性もあります。
特に女性にはダイエットを試みる人が多いので、
ビオチン不足が深刻になっている可能性があります。

なんだか気分が塞ぐ、花粉症が酷い、手湿疹が出る、
風邪をひきやすいなど、これらの症状が重なっている場合は
ビオチン不足を疑ってみても良いでしょう。

ビオチンを食事で補う

ビオチンは前述したように卵の黄身、
1個あたりに一日分の5分の1が含まれています。

卵5個分となると多いようですが、
豆類、牛乳、牛レバー、鮭やトマトやほうれん草などにも僅かずつですが含まれています。

これらを食事の中に取り入れる事で、
自然に必要な分のビオチンは補えるようになっているのです。

とは言え、この量は普通の人が生活していく上で困らない程度の量なので、
そもそも不足している人の場合は少し多めに摂った方が良いでしょう。

ビオチンは過剰摂取による副作用がないので、
過剰に摂取したとしても吸収出来ない分は排泄されるだけで問題ありません。

ただし、妊婦さんの場合は影響が出る事例が報告されているので、
過剰摂取は控えるようにしてください。

ビオチンが過剰摂取とされるのは500μg、卵50個分です。
一日に必要摂取量は50μgで、最低限14μgは摂らないと不足すると言われています。

指標としては、卵の卵黄1個に10μg、
牛レバーだと100g辺り96μg含まれています。
牛乳200ccで6μg、鮭一切れで4μgぐらいです。

今辛い手湿疹をなんとかする

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ビオチンが効果を現すには何ヶ月という単位が必要という、
薬剤として服用している方の報告があるので、
食事の改善でも同じぐらいの期間を要すると思われます。

その間の手湿疹に対する対策ですが、
一番は刺激を受けないようにする事です。

医師によると、刺激を受けなければ
手湿疹は治まっていく傾向にあるようです。

しかし、仕事や主婦業で刺激を受けないようにするのは
なかなか難しい部分があります。

そこで一時的な治療に効果があるのが、ステロイド外用剤です。
ステロイド外用剤には炎症を抑える効能があります。

これは皮膚科のお医者さんに処方して貰うのが良いでしょう。
他には保湿剤のワセリン基剤などが有効とされています。

乾燥によって皮膚のバリアが剥がれているので保湿をするという訳です。
この場合はこまめに塗る必要があります。

手仕事をしている人にとって
手が痛くてたまらないというのは辛い事です。

ビオチンにしろ、ステロイド外用剤にしろワセリン基剤にしろ、
使って良くなる物で副作用が無いものならきちんと使って、治療をしましょう。