糖尿病の症状を抑えるために糖質制限が必要となります。
糖質とは炭水化物内にある食物繊維を取り除いた栄養素のことです。
砂糖やお菓子はもちろんのこと、主食であるご飯やパン、麺にも多く含まれています。
なぜ糖尿病になると、糖質を制限しなければならないのでしょうか。
糖質を含むものを食べると血液中の糖質が増加します。
すると膵臓からインスリンと呼ばれるホルモンが発生し、血液中の糖質を取り込みます。
糖尿病の場合は、インスリンの発生量が少なく糖質を十分に取り込むことができません。
そのため、糖質制限をして血液中の糖質を減らす必要があるのです。
糖尿病での食事について
糖質制限を行うためには食事の方法を考えなければなりません。
改善点としては大きく2つ、「食べ方」と「食事量」です。
食べ方
食べ方は、食事は1日3食きちんと食べるのが良いとされています。
1食抜いたり、1回に食事をまとめて取ってしまうと血液中の糖質が急激に増加し、多くのインスリンが必要となります。
食事量
食事量は、主食を無理に減らさずに適量食べると良いとされています。
主食は糖質が多い食材ではありますが、主食を無理して減らすことでおかずを食べる量が増えたり、
間食を取ることで糖質を別の食材から摂取してしまう可能性があります。
以上のことから単に主食の摂取量を減らすだけでは、糖質制限の食事にならないことがわかります。
サラダで糖質制限
糖質を多く含む炭水化物には、糖質と食物繊維が含まれています。
炭水化物を減らすと、その分、食物繊維も減少してしまいます。
また、糖質制限は総摂取カロリーが減少してしまうため脂肪と筋肉が落ちてしまいます。
サラダを食べることで不足する食物繊維と総摂取カロリーを補うことができます。
野菜に含まれる食物繊維には糖質の吸収を抑える成分があります。
ただし、サラダとして食べる野菜に芋類、根野菜は控えましょう。
これらの野菜は糖質が多く含まれています。
Twitterでも食事の最初にサラダを食べるといいと言及されています。
じゃあおれも1つ
食事の順番を変えるだけで軽いダイエット効果がある
具体的に言うと、食物繊維の多いものを先に食べると糖の摂取が阻害される
糖尿病予防にも有用だ
サラダを先に食え— びんはクソ豆知識botになりました (@tea_nicol_mcpe) February 11, 2017
マヨネーズは糖尿病でも食べても平気?なぜ?
マヨネーズは主に卵で作られているため、脂質の多い食品です。
しかし、糖質だけに注目してみると大さじ1杯あたり0.1gしか含まれていません。
そのため、マヨネーズは糖質制限中でも摂取して大丈夫というわけなのです。
糖質の少ないマヨネーズを選ぶ際はカロリーハーフなどではなく、通常のマヨネーズを選択してください。
なぜかと言いますと、カロリーハーフなどのマヨネーズには
味をおいしくするために糖質を通常の製品より多く使用しているからです。
糖質は少ないですが、脂質は多いので食べ過ぎには注意が必要です。
マヨネーズが糖質制限中でも食べられる理由を解説したマンガがこちらです。
【マンガ】糖質制限ダイエット第7回「マヨネーズは太らない!」https://t.co/Pkp9F6YEIz pic.twitter.com/wbdHPqXhKI
— ゆうメンタルクリニック (@yumental) February 3, 2017
糖尿病についてはこちらの記事もご参考に!
糖尿病でも食べられるおやつ
糖尿病の方でも食べられるおやつとして、ピーナッツが挙げられます。
ピーナッツには血糖値の上昇を抑えて安定させる効果があると言われています。
さらにピーナッツには「サラダで糖質制限」の項目でもご紹介した食物繊維も含まれています。
しかし、ピーナッツは脂質も多く含まれているため食べ過ぎには要注意です。
ピーナッツを使ったサラダドレッシングの作り方
ピーナッツドレッシングの簡単な作り方を紹介します。
動画を見ながら簡単に作れますよ!
【材料】
- ピーナッツバター
- オレンジ果汁
- 水
- ミント
- メープルシロップ
- 醤油
- 塩
これらの食材をボウルに入れて混ぜ合わせればドレッシングの完成です。
詳しい作り方はこちらの動画をご覧ください。
まとめ
糖質制限で糖質の量を気にしなければならない一方で、
ピーナッツやマヨネーズなど脂質が多いイメージのある食材が食べられることがわかりました。
血糖値の上昇を抑えて安定させる効果があるピーナッツは、
糖尿病を予防する食品としても注目されています。
糖質制限をするために、今一度身の回りの食品と食事を見直してみるといいかもしれません。