乗り物に酔いやすい体質の人は、
車でのお出かけにとても気を遣いますよね。
すっきりするガムやみかんを用意したり、酔い止め薬を持参したり……。

また、旅に付き物の飲み物、コーヒーは酔いを悪化させるという意見も。

今回は、酔い止めにはどんなものが効くか、
そして酔い止め薬の選び方などについてもご説明します。

乗り物酔いはなぜ起こる?

2016-07-17b

乗り物酔いは、耳の奥にある平衡感覚を司る器官、
三半規管」への刺激によって起こります。

三半規管は自律神経と関係があり、
無意識に身体を真っ直ぐに、地面と平行に保とうとする機能を持ちます。

しかし、敏感な感覚器のため、
乗り物の揺れなどによって身体が不安定な状態が続くと、
オーバーワークとなって狂いが生じ、
それが自律神経にまで影響してふらつきやめまい、
吐き気などの何とも言えない体調不良を呼び起こすのです。

つまり、乗り物酔いは一時的な自律神経失調症状態だと言えるのです。
自律神経失調症を経験した人なら知っていると思いますが、
あの病気はいつまでも乗り物酔いが続いているような症状が出ますよね。

ただ、三半規管の敏感度は個人差があるため、
敏感なタイプの人は乗り物酔いを起こしやすく、
逆に鈍感なタイプは平気なことが多いです。

ガムが乗り物酔いに効くと言われている理由

乗り物酔いになった時はガムなどでしのいでいると、
いつの間にか良くなっていることがあります。

ガムが効くのは、そのミント系のフレーバーが
気分をすっきりさせてくれるということ、
そして気が紛れるということが酔いを紛らわしてくれるようです。


しかし、ガムで乗り物酔い対策をしたいなら、
本当は酔う前に噛むのが良いのです。

なぜかというと、ガムを噛むと、顎から耳近辺~脳に刺激が行き、
三半規管の狂いや、自律神経の乱れを防いでくれるため。


このように、ガムのおかげで酔わずに済んだという意見はよく聞かれます。

コーヒーは逆効果!

大人の気分転換によく飲まれるコーヒー。
車を運転している人にとっては、
ガムと並ぶ眠気覚ましのアイテムとして重宝されています。

ですが、眠気覚ましにはなっても、
乗り物酔い対策としてはあまり効果が無かったり、
人によっては逆効果になることもあり得るのです。

それにはいくつかの理由があります。

まず、コーヒーは胃腸を荒らしやすく、
飲んだ後の不快感がそのまま吐き気などに繋がりやすいため。

そして、普段なら良い香りと思えるはずが、
酔っている時に嗅ぐと鼻について、
気持ち悪さを際立たせてしまうためです。

コーヒーによって乗り物酔いが悪化するかどうかは個人の体質もありますが、
元々胃腸が弱いとか、酔いやすいという人は、
旅の途中でコーヒーを飲むのは控えた方が良いかもしれません。

酔い止め薬の効果とは

酔いやすい人の中には、
ドラッグストアなどに置いている酔い止めの薬を愛用しているという人もいるのではないでしょうか。

酔い止めの薬の成分はどのようなものかご存知ですか?

大まかに言うと、吐き気や悪心を抑える「抗ヒスタミン成分」、
自律神経の乱れを抑える「副交感神経遮断成分」が、
酔い止め薬に含まれる二大成分です。

「抗ヒスタミン成分」がメインのものは、
リラックスさせて眠気を誘う作用もあるので、
酔いを気にせず車内でゆっくり眠りたいという人向けです。

「副交感神経遮断成分」、カフェインなどが主となりますが、
こちらは、眠らずに元気に旅を続けたいという人に向いています。

もちろん、両方処方されているタイプの酔い止め薬もありますので、
詳しい内容はお店の薬剤師に相談すると良いでしょう。

まとめ

Freedom of the open road.

いかがでしたか。
乗り物酔い対策としてのガムや、酔い止め薬についてご説明しました。

乗り物酔いは確かに三半規管の乱れによって起こりますが、
その大半は「気の持ちよう」だと言われています。

それは、「酔うかもしれない、酔うに違いない」と思いながら
乗り物に揺られることで三半規管が過敏になりやすくなるためです。
つまり、一番の乗り物酔い対策は、薬や酔い防止の食べ物などを口にして、
心の中で「対策したんだから絶対に酔わないはず」と自己暗示をかけることなのです。

また、出先でできる酔い止めの体操などもありますので、
旅の休憩時などにこまめに実行して、酔い醒ましをしてみて下さい。


それでは、酔わずに楽しい旅になることを願っています。